高校生の施設見学がありました。

　毎日暑い日が続きますね。4月から6月は殆ど雨が降らない状態で農家の方は作付に苦労したかと思えば、7月は一転雨続きで畑の中は川状態でした。ご当地名物の桃も光センサーとやらで糖度を計測しているそうですが甘さが足りないように思われます。
　さて過日、来春卒業する高校生の施設見学が2回あり嬉しくなりました。近隣の２つの特養施設でも人手不足で求人募集をしても電話での問い合わせも無い、と嘆いておりました。こうした状況の下、新卒生が福祉関係職業に興味を持ってくれたことは大変喜ばしいことではないでしょうか。これまでマスコミを初め、介護職は３Ｋの代表的職業と嫌忌されたようです。しかし、私は３Ｋ⇒①感謝が得られ②毎日感動が得られ③介護保険法で守られている安定の職業ととらえています。確かに生産工場や営業・商業のように利益追求の職業ではありませんから大きな増収はあり得ませんがシッカリと介護保険で守られている限り安定職業ではないでしょうか。また増え続ける入所希望者がいる限り（待機者40万人以上）成長職業と思っております。
　唯、近年、利用者家族の権利意識の高揚により、クレームが多くなり、訴訟問題が発生する事案の為介護職員に対する資格要件のハードルが段々高くなっていることも足かせになっているようです。例えば、介護職の専門性を高めるため、高校は福祉科を設置したのですが習得単位数が増加したため夏休みも返上しなければならないとか、医師・看護教員を配置できず当初の半数まで撤退したという現状があります。
　未だ未だ国の施策も行きあたりばったりで北欧先進地の追従的・ものまね施策ですから無理もありませんが人間の尊厳に直接的に触れ合う仕事は他にそう多くはありません。どうぞ人と触れあうことが好きな方はドンドン見学に来てほしいと思います。待っていますよ―。