人は精神から老いていく。 ねえ、何歳から老人というんだろう。新しいシニアを目指して素敵に老いる力を

新しいシニアを目指して素敵に老いる。高齢社会というけれど、高齢者が何を考えているかわかりますか?老いる力と幸せを考える

一筋に咲く

2021-09-04 18:23:00 | 高齢文化 高齢者の学び シニアライフ

雑感245

スマホのメモ帳から坂村真民の詩が出てきたので載せます。
(30,000字以内だから少ししか載せられないけど)

▶︎

貧しかった時のことを

忘れるな

苦しかった時のことを

忘れるな

嬉しかった時のことを

忘れるな




▶︎

人間いつかは

終わりがくる。


前進しながら

終わるのだ。


 


▶︎

わたしのなかに

いきつづけている

一本の木


わたしのなかに

咲き続けている

一輪の花


わたしのなかに

燃え続けている

一筋の火


ものみなほろびゆくもののなかで

ほろびないものを求めてゆこう

人それぞれになにかがある筈だ




▶︎

日の昇るにも

手を合わさず、


月の沈むにも

心ひかれず、


あくせくとして

一世を終えし人の

いかに多きことぞ。


道のべに花咲けど見ず、

梢に鳥鳴けど聞かず。


せかせかとして

過ぎゆく人の

いかに多きことぞ。




▶︎

まだまだ

勉強せねばならん


まだまだ

知らねばならん


まだまだ

死ねん


そう思う暁の

風の音




▶︎

木が美しいのは 

自分の力で立っているからだ




▶︎

花は一瞬にして

咲くのではない。


大地から芽から出て

葉をつくり、


葉を繁らせ、成長して、

つぼみをつくり

花を咲かせ、

実をつくっていく。


花は一瞬にして

咲くのではない。

花は一筋に咲くのだ。




雑感246