ひたすらに

伸びる

何も言わないで上に伸びる

伸びることを自慢するのでもなく

伸びられない言い訳をするのでもなく

みんな黙って上に伸びて行く

余計な横暴さや争いのない空の上

私たちも、ひたすら真っすぐ上に伸びて行こう　

（くろほとき）

◯子ども達に詩の書き方を教えていた頃があった。

その頃、よく考えていたことがあった。

子どもに詩を書かせるということは、違う世界を見てきなさいということと同じ。

「ありのままを書けば」詩になる。「ありのままを書いても」詩にならない。どちらも正しい。

子どもに詩を書かせることは、子どもの心を耕したいから。

子どもが詩を書いてきたら、ありのままを受け取って、それから、励ましと、少しのヒントをあげればいい。

その考え方は、今でも変わらない。