夢ちゃんとウツツくんは、公園で砂遊びをしていました。
夢ちゃんはウツツくんに泥団子をつくって渡しました。
ウツツくんは
「土と水からできたものだから本当の団子ではない」
といって夢ちゃんに泥団子を返しました。
夢ちゃんは泣いて夢中になって泥団子を食べました。
夢ちゃんは泥団子が泥であることを忘れてしまったのです。
夢ちゃんはウツツくんの手を握ろうとしました。
ウツツくんは夢ちゃんが大好きでしたが、手を払いのけました。
ウツツくんは肌に触れられるのが大の苦手だったのです。
夢ちゃんとウツツくんはいつものように仲良く一緒に帰りました。