イッセー尾形さんの似顔絵を描いてみました。
【絵が小さく見える】
何年か前に、とある先生から「絵が小さく見える」と言われたことがあります。描いているサイズではなくて、小さく見えると言うのです。
スケール感、似顔絵の視野だったのでしょうか。
その言葉の真意も分からずに何年も悩まされたのですが、開き直りと言いますか、「小さく見えてよいのではないか」と考えるようになりました。
おっしゃった先生は、似顔絵描きではなく、肖像画家だったのだと思います。
「対象を持ち上げる絵」では、大きく見えるように描く必要があると思いますが、「対象を引き下ろす絵」風刺精神のある絵では、小さく見えてよいのではないでしょうか。
大きく威厳ある姿ではなく、小さく、ちっぽけな存在として見せる必要性。
私は肖像画を描いているのではなく、たかが似顔絵を描いているのです。
そう思うと、その言葉に縛られすぎて、随分と遠回りしたなと感じます。
P.S
もちろん、大きく見せなければいけない場合もあると思います。
けれど、それもケースバイケースだと思うのです。
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