似顔絵教室で、なぜだか講師である私に教えようとしてやってこられる受講生がいました。
おそらく、言葉が会話になっていないので、「よい会話」ができるようにだと思われます。
けれど、その前に「絵の言葉」の壁があります。
彩度のある黒。絵ではなく、色を先に勉強した方なら、無彩色には彩度がないのでありえないのかもしれませんが、絵ではよく使います。彩度のある灰色、冷たい赤、熱い青もしかり。
「会話」というものが、よい手紙を書くためのものが大半なので、それを優先させると絵が描けなくなってしまう話法もあるようです。
たどたどしい言葉で、絵の道を歩んでいきたいと思っています。