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日高川町がかわべテニスコートのドーム化を平成30年に着手計画 〈2015年9月9日〉

2015年09月09日 08時30分00秒 | 記事

平成30年にも屋根付きの整備計画に着手する
かわべテニス公園のコート「神和住ガーデン」


 日高川町が、旧3町村区域住民の意見を町施策に反映するため設置した川辺地区の地域審議会が答申していた「かわべテニス公園」のコートを屋根付きに整備する計画について、市木久雄町長は、8日再開の町議会一般質問で、平成30年にも着手する考えを明らかにした。

 市木町長は、防災センターの建設とテニスコートのインドア化のどちらを優先するか検討した結果、南海トラフの大地震が近い将来発生する可能性がある中で、防災センターを優先した経緯を説明。その上で「テニスコートについては防災センター建設後に着手したいと考えており、すでに財源や事業採択にはめどが付いている。屋根の設置で雨天時のコート利用が可能となり、効率的な合宿や大会誘致を行うことができ、大いに利用者の増加につながると考えている」と述べ、防災センターが完成する平成30年にコート整備の設計などに着手したい考えを明らかにした。
 かわべテニス公園のコートをドーム付きに整備する計画は、平成18年に町が旧3町村区域住民の意見を町施策に反映するため設置した「地域審議会」の川辺地区会議が「地域活性化施策」に沿った審議結果として町に答申。今後の具体的な整備計画は未定だが、答申時の計画では、同公園の北側6コートに設けられた「神和住ガーデン」をドーム付きにするもので、6コート全面を屋根で覆うプランと3コートだけを覆うプランがあった。最大6コートのプランでは縦40メートル、横107メートル、高さ10メートルの軽量鉄骨製ドームを建設し、全天候型のコートにするもので、町では平成21年度の予算に、ボーリング調査委託料として212万6000円を計上している。
 同公園の人工芝コートと宿泊施設は、「サイクリングターミナル」の名称で昭和56年3月に約2億3000万円を投じて完成した。平成11年に(財)日本自転車道路協会が解散、旧川辺町が財団の払い下げを受けて運営し、その後、名称も変更された。
 一般質問で入口誠議員が同計画について質したのに答えた。


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