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舞妃蓮フォトコンテスト最優秀賞に谷村高男さん(御坊市)の「華麗」 〈2015年9月20日〉

2015年09月24日 08時30分00秒 | 記事

谷村さんの「華麗」

玉置さんの「清楚」

岡さんの「舞妃蓮さん、ぬれないで」

中村さんの「好きな蕾で一休み」


 御坊市塩屋町の「舞妃蓮(まいひれん)」広報推進委員会が募集した「舞妃蓮フォトコンテスト」の入賞作品が決まった。日高地方や県内、大阪市、奈良市から88点の応募があり、審査会で最優秀賞(市長賞)1点、優秀賞2点、特別賞1点、入選3点を選んだ。後日、市役所で表彰式を行う。コンテストは今年で4回目。6月に北塩屋地内のハス池で写真撮影会も開き、日本とアメリカ、古代と現代を結ぶ「御坊生まれの舞妃蓮」をアピールした。

 平成20年に「御坊市生まれの舞妃蓮を育て名所にしよう」と、北塩屋中山団地近くの休耕田にハス池(820平方メートル)を作り、毎年、池一面に薄ピンク色の華麗な花を咲かせている。今年も6月に写真撮影会、フォトコンテストを行い、推進委員会代表の平井俊哉市議、舞妃蓮を作った元日高高校教諭の故・阪本祐二氏=御坊市=の長男・阪本尚生さんをはじめ、地元関係者や専門家らがアングルやバランスなどを審査した。
 最優秀賞(市長賞)には谷村高男さん(61)=御坊市御坊=の「華麗」が選ばれた。「二つの舞妃蓮を重ね、舞妃蓮らしい花びらが舞う姿を捉えている」との審査講評だった。谷村さんは「3年前から舞妃蓮を撮影していますが、今年は開花が早く、多くの花が咲き、見応えがありました。まさか入賞できるとは思っていなかったのでうれしいです」と話した。
 優秀賞は玉置陽子さん(64)=日高川町鐘巻=の「清楚」、岡伊都子さん(58)=御坊市湯川町財部=の「舞妃蓮さん、ぬれないで」の2作品。特別賞(シャッターチャンス賞)は中村節子さん(79)=日高町志賀=の「好きな蕾で一休み」が選ばれた。
 入選は近藤義之さん=御坊市島=の「ツインダンス」、松本典子さん=同市薗=の「しっとり美人」、山本昌広さん=同市湯川町富安=の「美麗舞妃蓮」の3作品が入った。
 表彰式のほか、塩屋町文化祭、市役所ロビーで展示会を開く予定。平井代表は「今年もたくさんの応募をいただき、ありがとうございました。今年は写真をA4サイズに統一したが、趣向を凝らした作品が多く、審査は大変でした。来年も撮影会、フォトコンテストを継続し、御坊生まれの舞妃蓮をさらにアピールしていきたい」と話した。
 舞妃蓮は昭和41年に阪本祐二氏が、故・大賀一郎博士が発見した約2000年前の古代ハス「大賀蓮」とアメリカの黄花ハス「王子蓮」を交配して作り、昭和48年に皇太子ご夫妻(現天皇・皇后両陛下)に献上。阪本氏が「舞」と美智子妃殿下の「妃」から「舞妃蓮」と名付けた。昨年、ハス池の拡張作業を行い、池奥側の遊休地を整備し、面積は8割増。今年は池のそばに東屋を手作りした。


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