新たに形成外科を開設する日高総合病院
御坊市外5ヶ町病院経営事務組合が経営する国保日高総合病院(曽和正憲院長)が、5月9日から新たに形成外科を開設する。生まれつきや事故、手術、加齢などで生じた異常や変形に対して機能的、形態的により美しくする外科学で、当面は週1回外来診療と簡単な手術を行う。同病院は「日高地方の中核病院として地域医療のさらなる充実に努めたい」としている。県下で形成外科を標榜している病院は少なく、紀中地域の病院では初めて。
昨年7月に形成外科を開設した県立医科大学附属病院のホームページによると「生まれつきや事故、手術、加齢などで生じた異常や変形に対して機能的、形態的により美しくする外科学。すなわち頭から手足の先(爪)まで、あらゆる身体に生じた外表の変形に対し、さまざまな手技を用いて患者さんの『心』や『性格』を変える科」と紹介。代表的な疾患として顔面骨折や手足の外傷・切断指、熱傷、外傷後・手術後のきずあと、皮膚のできもの、ケロイド、顔面や手足の奇形、乳房再建などを挙げている。
県立医大との協議でゴールデンウイーク明けの5月9日から日高病院で形成外科を開設することが決まった。久米川真治・形成外科医師が毎週火曜日、日高病院を訪れ、午前9時から午前11時まで外来診療(受け付けは午前8時15分から)を行い、正午から1時間程度、簡単な手術を行う。対応できない場合は県立医大に紹介する。場所は診察管理棟1階の皮膚科を借りて診療に当たる。
現在、日高病院には内科や外科、小児科、産婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、皮膚科、泌尿器科、放射線科、精神科、整形外科、脳神経外科、麻酔科、循環器内科、歯科口腔外科がある。このほか、地域包括ケア病棟や回復期リハビリテーション病棟も開設するなど日高地方の中核病院として機能強化に努めており、今回の形成外科の開設で地域医療のさらなる充実が期待される。
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