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二階派パーティーに5000人参集 〈2017年4月27日〉

2017年04月27日 08時30分00秒 | 記事

派閥メンバーと共に声援に応える二階会長(中央) 


 自民党の二階俊博幹事長(78)=御坊市島、当選11回=が会長を務める志帥会(二階派)の政治資金パーティー「強くしなやかな日本の『まち・ひと・しごと・ものがたり』」は25日、東京都千代田区のホテルニューオータニで開いた。幹事長就任後初の派閥パーティーで、安倍晋三総理や大島理森衆議院議長をはじめ政財界、支持者ら5000人以上が参集し、政権与党の要として安倍内閣を支える二階幹事長の存在感の大きさ、勢いを見せつけた。県内、日高地方からも仁坂吉伸知事や新風会メンバーが駆けつけ、二階幹事長や派閥メンバーと歓談した。

 二階幹事長は「遠近を問わず全国各地から駆けつけ、こうして温かい声援を送っていただき、身の引き締まる思いです。民主主義の中で政権与党が批判を受けることもあるが、ありすぎてはいけない。皆さんの真心に応えるため気を引き締め、自らを律し、今何をなさなければいけないか、何をしてはいけないかをしっかり考え、誠実に政治に取り組むことが大事。皆さんの期待を裏切ることなく、懸命に努力することをお誓いする」と決意を新たにした。
 緊迫する北朝鮮問題を念頭に「今日は天気が良かったが、上から何も降ってこなくて良かった。昨日から何か連絡が入ってくるのではと心配していたが、この時間になっても何もないということは今日はもうないということ。だからといって安心はできない。お互いが平和で家族や友人、同僚みんなが幸せで元気に暮らせる社会をつくることが我々に課せられた大きな責任だ」と気を引き締めた。中国と北朝鮮問題を話し合い、日中の連携強化を図るため5月14日、15日に安倍総理の親書を携えて北京を訪れることも明らかにした。
 前会長で最高顧問の伊吹文明元衆議院議長は「解散総選挙はいつあるか分からないが、その時は皆さんの力強いご支援をお願いします」とあいさつ。来賓の大島議長は「二階先生とは同期で、政治は実をあげることが大事と教えていただいた」、派閥領袖を代表して山東派会長の山東昭子元参議院副議長は「二階先生の持ち味は義理と人情と先見性。素晴らしい日本をつくるリーダーとしてますますご活躍いただきたい」、茂木敏充党政調会長は「二階幹事長を中心に安倍政権の屋台骨を支えている。政治は国民のためにある。これを実践しているのが志帥会だ」と述べた。中国など各国大使も登壇し、乾杯のあと、和やかに歓談した。


「志帥会あっての安倍内閣」
総理が駆けつけ、幹事長を激励

 

激励に駆けつけた安倍総理

 安倍総理も忙しい公務の合間を縫って会場を訪れて登壇。「二階幹事長には政権の屋台骨として活躍いただいている。志帥会あっての安倍内閣と言っても過言ではない。日本を良くするために全力で頑張る。そのためには志帥会が発展することが大事」と、二階幹事長を激励した。
 政権運営では「アベノミクスの効果をさらに高めることが我々の責務。いざ国政選挙となれば皆様のご支援をお願いします」と述べたほか、北朝鮮問題には「日本、アメリカ、中国、韓国、ロシアが力を合わせて北朝鮮に対して圧力をかけながら解決したい」、ロシアとの関係には「プーチン大統領と膝詰めで話し合い、平和条約交渉を少しでも前進させたい」と語った。「私はテレビで見るよりも若いと言われる。元気いっぱいです」と話し、会場の笑いを誘う場面もあった。


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