印南町は新型コロナウイルス感染症予防対策第4弾として、各家庭で感染予防に取り組んでもらおうと全世帯に5万円を給付する。さらに地域での対策として住民が集う集会所の衛生環境整備に向けて1施設上限10万円を補助するほか、秋に実施する小・中学校の修学旅行への予防対策として107万円を補助する。町は「給付金などを活用して感染予防の対策を徹底してもらえれば」とし、取り組みを進める「新しい生活様式」をさらに推進していく考えだ。
第4弾となる今回は、家庭、地域での感染予防対策として衛生環境の整備を図ろうと、町内全世帯(3350世帯)に新型コロナウイルス感染症予防対策特別定額給付金として一世帯あたり5万円を給付するほか、年末年始に向けて利用機会が増える各地区の集会所1施設あたり上限10万円を補助する感染症予防対策備品購入補助金を設ける。給付金ではマスクや消毒液、体温計、空気清浄機の購入や換気のための網戸の設置費用などへの活用を呼びかけており、補助金の対象も同様となっている。
修学旅行での対策支援としては3密回避への取り組みで1部屋あたりの宿泊人数を減らすことでの部屋数増、バスの座席の間隔を確保のため台数を増やしたり、小型から大型に変更するなどへの経費を補助するもので、同町では中学校は9月、小学校は10月にいずれも紀南方面で実施する予定。
予算は給付金が1億6750万円、施設補助金は600万円、修学旅行支援は107万円で総額1億7457万円。財源は、国の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金(2次補正)9400万円と財政調整基金を活用するもので、10日開会の9月議会に提案の一般会計補正予算に計上している。
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