地域活性化イベント「御坊日高博覧会(御博・おんぱく)2020」は12日から始まり、13日との両日で御坊市・日高郡全域を舞台にさまざまなプログラムが行われ、地域内外の参加者が御坊・日高の魅力を満喫した。27日までの16日間に「おいしい」「楽しい」「学べる」「出会える」体験交流型の37プログラムを提供する。
12日には高校生おんぱく部が、リモート技術を使って安珍清姫物語の道成寺を舞台とした「TRPG(テーブルトークロールプレイングゲーム)風脱出ゲーム」を開催。参加者は、各家庭などでおんぱく部メンバーとオンラインでつながり、さまざまな謎解きに挑み、道成寺からの脱出をめざした。
パートナー(プログラム実施者)は永山聖士君、正木杏奈さん、箱谷七星さん=いずれも日高高2年=。当初、道成寺に参加者が集まっての「脱出ゲーム」を計画していたが、新型コロナウイルスの影響でオンラインによるプログラムに変更。「リアル版」から「「TRPG風」につくり直した。
午後1時、午後3時の2部に分かれて、参加者とおんぱく部メンバーは携帯電話を手にズームでつながり脱出ゲームを実施。プレーヤー(参加者)は、おんぱく部の指示で謎解きしながら道成寺内を移動し、安珍と協力して蛇の化身となった清姫を人間の姿に戻すという設定。プレーヤーは、おんぱく部から出される謎を解きながら境内をめぐった。「3千里の10の裏」という謎を解くと三重塔の裏に進むなどして、道成寺や安珍清姫物語に関する問題を解きながら本堂や石段、仁王門、宝仏殿などめぐった。1時からの参加者は10の謎を見事に解き明かし、安珍とともに道成寺からの脱出と、清姫の救済に成功。オンラインで再現した脱出ゲームを満喫した。
この日、おんぱく部メンバーはオンラインによる音のクイズ大会も開いた。
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