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日高川町の小中学校再編推進委員会が久留米啓史・町長に小中学校統合の枠組みについて答申 〈2022年10月2日〉

2022年10月03日 08時30分00秒 | 記事


久留米町長(左)に統合の枠組みに関する答申書を渡す
和佐委員長と釈野副委員長 


 日高川町が、小中学校の再編に向けて検討を進めている「小中学校再編推進委員会」委員長の和佐公生教育長と副委員長の釈野恵修教育長職務代理が30日、久留米啓史町長に、小中学校統合の枠組みについて答申した。小学校は川辺西小と中津小は現状のままだが、美山地区の3小学校を令和6年度(目標)に1校、川辺地区は川辺西小を除く4校を令和7年度(同)に1校、中学校も同年度に町立の全4校を1校への統合を目指す。統合が全て実現すれば、現13校の町立小中学校が5校となる。

 和佐委員長は「6月2日から町立小中学校の再編について慎重に審議を重ねた結果を答申致します。推進委の意を十分に尊重され、その実現に努められるよう要望します」と答申書を渡し、久留米町長は「大変なご苦労をおかけし、お疲れ様でした。統合というデリケートな問題の中で方向性を見出して頂いた。実現できるよう私も一緒に頑張らせて頂きます」と協力を約束した。
 統合の枠組みは、美山地区の川原河、笠松、寒川第一小の3校を新設の1校に統合し、川原河小の施設を利用。開校目標時期は令和6年度とし、地区説明会を経て順調に行けば5年度に部会を立ち上げて通学方法や校名などの開校に向けた具体的な協議が行われる。
 川辺地区では、和佐、江川、山野、三百瀬小の全4校を新設の1校に統合し、和佐小の施設を利用。また、川辺西小は現状のままだが、通学区域の一部を変更し、現在同校の区域となっている玄子、早藤、蛇尾を新設小学校区に再編する。
 中学校は、組合立の大成中を除く町立の丹生、早蘇、中津、美山中の全4校を新設の1校に統合し、早蘇中の施設を利用。川辺地区の全4小学校、中学校の町立全4校の新設校への統合はいずれも令和7年度の開校を目標時期とした。

19日から全校区で説明会
 教育委員会と再編推進委では、19日から全9小学校区で説明会を開き、統合への理解を求めていく。日程と場所は次の通り。時間はいずれも午後7時30分。
 19日=寒川第一小区・寒川多目的施設▼21日=笠松小区・平スポーツセンター▼25日=川原河小区・山開センター▼28日=中津小区・交流センター▼11月2日=山野小区・山野小体育館▼同4日=江川小区・江川コミュニティセンター▼同9日=和佐小区・南山若者センター▼同11日=三百瀬小区・早蘇中体育館▼同16日=川辺西小区・川辺西小体育館。


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