日高保護司会から贈られた花束を手に
里森修さんと丸山初美さん(左から)
罪を犯した人の更生活動に長年にわたり貢献したとして、日高保護司会から丸山初美さん(71)=日高川町山野=と里森修さん(69)=御坊市塩屋町北塩屋=が法務大臣表彰に選ばれた。25日に和歌山市の和歌山城ホールで開かれる県更生保護功労者顕彰式で表彰状が贈られる。
丸山さんは平成12年5月に保護司に委嘱。以来、22年にわたり犯罪をした人の改善、更生の支援に献身的に取り組んでいる。26年4月から日高川分会長を歴任、今年4月から日高保護司会副会長を務める。
これまで窃盗や詐欺、飲酒運転による交通事故など少年から高齢者まで10人を担当してきた。「つまずきはあったけれど、更生して健全に暮らしてほしい」との思いを込め対象者一人ひとりに寄り添い社会復帰をサポート。対象者と保護司の垣根を取っ払い、親身になって話を聞く。社会復帰した対象者の健全な暮らしぶりを知った時が何よりのやりがい。生活環境調整も5人を担当し、帰住予定地の調査や引受人との橋渡し役としても尽力する。日高保護司会副会長としてメンバーの知識向上、後進育成に力を注ぐ。受賞に「多くの方々のおかげで今まで続けられた。定年まで引き続き尽くしていきたい」。
里森さんは、平成12年11月に委嘱されて以来、22年の長きにわたり罪を犯した人の更生、再犯防止に努め社会復帰を支える。
少年から中年まで男女数人の立ち直りを支援してきた。面談の際は、常に対象者がリラックスして話せる雰囲気づくりを心がける。特に対象者が少年の場合、「人生始まったばかり。大切に一生を送ってほしい」と自身の身の上話をすることも。対象者と常に誠実に向き合う献身的な姿勢で信頼関係を築き、対象者の社会復帰に力を注ぐ。日高保護司会では理事、会報編集長として会の発展に尽くす。受賞に「今までやってきたことが認められてうれしい。これからも対象者と誠実に向き合っていきます。皆さんに喜ばれる会報にしていきたい」。
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