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県議会一般質問で中村裕一県議が「紀央館高校に土木建築コース」見解質す 〈2023年12月13日〉

2023年12月13日 08時30分00秒 | 記事


県議会で一般質問する中村県議


 11日の県議会一般質問で御坊市選出の中村裕一県議が和歌山を担う人材の育成、産業振興、農林水産業振興など4項目を質問。人材育成では先日、御坊市で開いたタウンミーティングで岸本知事が高校への専門学科増設に意欲を示したことに関し、紀央館高校への土木建築コース設置等について教育長、知事の見解を聞いた。

 紀央館高校への土木建築コース設置の所見を聞かれた宮崎教育長は「生徒数が減少する中、専門学科の新設や拡充は大変厳しい状況にあるが、議員の提案は県全体として前向きに検討する必要がある。学科の設置等を行う場合は地域の盛り上がりやニーズが必要。今後、県内各高校の整備は地域の高校が地域の声を聞きながら将来像を構想する」とし、学校長とのヒアリング等を通して構想について協議を進め、各高校の魅力化・特色化に向けて取り組む考えを示した。
 人材育成について岸本知事は「専門学科は志望者が減ってきたからどうしても少なくなっていく。何とかこの方向を逆転させ、専門的な学科を増やしていく、重点化していくようなことができないだろうか。これを今、教育委員会のみなさんと議論しているところ」と答弁した。
 平成6年に県が用地買収を終えて以降、社会情勢の変化などを理由に未造成のままの御坊工業団地の取り扱いについても質問。知事は「採算性の問題で事業を進めることは大変厳しい状況。県としては用地を購入したい企業が現れてから造成を行い、売却を行う、オーダーメード方式が最適だと考えている」と従来からの知事答弁を踏襲した。


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