紀州新聞 THE KISYU SIMBUN ONLINE

和歌山県の御坊市と日高郡をカバーする地方紙「紀州新聞」のウェブサイトです。主要記事、バックナンバーなどを紹介。

初井友翔君(日高中)全国都道府県対抗ジュニアバスケ県選抜メンバー入り 〈2018年2月16日〉

2018年02月16日 08時30分00秒 | 記事

松本町長(右)に出場を報告した初井友翔君


 3月28日~30日に東京体育館などで開催の第31回都道府県対抗ジュニアバスケットボール大会2018に出場する県選抜チームに、日高中2年の初井友翔君(14)が初めて選ばれた。都道府県選抜48チーム(開催地代表選抜チーム含む)が競う中学生のオールスター大会。同校からは昨年に女子2人が選ばれている。初井君は跳躍力や瞬発力に優れ、突破力と技術力を兼ね備えたオールラウンダーだが、ポジションはフォワードでの活躍が期待されている。

 同大会は1、2年生が対象で中学生の技術力向上と普及を目的に毎年開催。県選抜チーム入りへは、夏や冬の選考会を突破する必要があり、ドリブルやパスなど基礎的な部分のほか、5対5の試合など実践的にも審査。初井君はすでに1年生の頃から選抜チームの強化選手として参加、2年生の冬の最終選考に挑んで12人のメンバーに選ばれた。
 初井君は日高ミニバスケットボールクラブを小学5年生から始め、2カ月ほどで主力メンバーとして活躍し、近畿大会も経験。将来オリンピックの陸上選手など国際舞台で活躍できる選手の輩出を目的にしたゴールデンキッズ発掘プロジェクトで、小学生の頃には第7期生として選ばれた経緯もあり、中学でも引き続いて同プロジェクトの合宿に参加するほどで身体能力が高い。
 身長172センチ、体重60キロと大柄ではないが、跳躍力が飛び抜けており、最高到達点は3メートル5センチとゴールリングにさわれるほど。武器はスピードあるドリブルで切り込んでのシュートだが、3ポイントシュートやミドルレンジのアウトサイドも決められ、フェイントなどでディフェンスを崩す技術力も優れる。チームでは主にシューティングフォワードでチーム1の得点力を誇り、どこのポジションもこなせる器用さを持つ。
 全国大会は3チームずつ16ブロックに分かれての予選リーグ戦の後、各ブロック1位が決勝トーナメントで競う。全国大会に先立ち、県選抜チームは新たに3人を加えた15人で編成して今月25日の近畿中学生オールスターバスケットボール大会・審判講習会にもエントリーする。


「将来が楽しみ」と松本町長
初井君が出場を報告

 初井君は14日午後、日高町役場に松本秀司町長を訪れ、全国、近畿両大会への出場を報告した。
 松本典之コーチは「ゴールデンキッズ発掘プロジェクトの関係で夏の選考会には参加できなくメンバーには選ばれていなかったが、関係者から途中からでも練習には参加してほしいと呼ばれるほど期待感は大きい」と紹介。
 松本町長は「将来が楽しみ。経験を積んでくることが一番大事で、自分に自信を持って強い気持ちで試合に臨んでほしい」とエールを送り、初井君は「シュートには自信を持っているが、ディフェンスが課題。決勝トーナメント出場を目標に、チームが1つでも多く勝てるよう貢献したい」と意気込みを話した。


その他の主なニュース

 県食品衛生協手洗いポスターコンクール知事賞に寺井丈青君(御坊小)

 第26回全日本学書展で稲葉陽祐君(松原小)準大賞

 暖地園芸センター(御坊市)でスターチスの低コスト新育苗技術研修会

 18日 軟式野球日高支部予選、熊代まなさん(内原少年)が始球式


2018年1月 データバンク

2018年02月15日 14時12分05秒 | データバンク

1日
印南分館恒例の初詣でマラソンに140人天音太鼓が道成寺で新年初打ち松原王子神社で巫女さん参拝客出迎え紀州鉄道(株)が90周年記念号を運行

2日
青山学院大に進学する大阪桐蔭の泉口友汰内野手(河南中出身)、今春の選抜出場確実視の小泉航平捕手(同)が今年初始動

3日
下阿田木神社で五穀豊穣など願いお弓神事丹生神社で初笑い神事今春の選抜出場確実視の大阪桐蔭、中田惟斗投手が御坊ボーイズ交流戦に参加

4日
管内市町で一斉に仕事始め式日高、美浜両町で管内トップ切り成人式新春賀礼式に各界から150人出席日高町消防団が管内トップで出初め式。市消防も服装・手帳点検で士気高める御坊市の東山アイ子さん100歳で柏木市長が祝い訪問小竹八幡神社、紀道神社に参拝ツアー客

6日
3月の県民俗芸能祭に管内から県無形文化財指定第1号の戯瓢踊が出演へ日高川町消防訓練出初め式で一斉放水自民党県連年賀会で二階幹事長ゲキ飛ばす

7日
紀州鉄道(株)が1月22日を「安全の日」に制定御坊市・印南町・由良町・日高川町で成人式挙行御坊市・美浜町・由良町・印南町で消防出初め式ぼうさい甲子園で印南中3年生が優秀賞。表彰式で活動内容を発表

8日
御坊市文協文化賞祝賀会で塩路正氏、ハワイアンフラサークル・Hale45スタジオ(橋本洋子代表)の功績たたえる由良町興国寺で天狗まつり

9日
印南町・山口八幡神社でえびす祭始まる県母と子の健康づくり運協研修会で阪神大震災被災の消防士に学ぶ

10日
2017年度学生野球表彰者で管内から智辯和歌山の主将・大星博暉選手(3年)が受賞

11日
日高川町寒川保育園が園児減少で休園、みやま保に統合へ第9回全国高校生現代アートビエンナーレで紀央館高校美術部、米原花梨さんが2席の倉敷市長賞、上田夕加さんと瀧尻花奈さん入選グレンツェンピアノコンクールで中野愛花さん(河南中)が優秀賞で近畿大会へこの冬一番の寒気により日高川町山間部で積雪JA紀州が初荷出発式。農機具約5000万円売り上げる

12日
御坊税務署管内の1市6町が確定申告の電子化推進と住民サービス向上を宣言佐藤太清賞美術展で紀央館高校美術部、上西花さんと竹本麻邑さん特選、上田夕加さんが入選・市制施行80周年記念賞、山本妃奈さんも入選御坊市本町3丁目の空き地(紀伊御坊駅近く)を整備し名称は「ほんまち広場603)詐欺の疑いで日高郡内に住む40代男を逮捕日高川町川辺観測所で氷点下を記録和高専体験実習入試で管内6人含む31人が合格

13日
ニッポン全国鍋グランプリに日高町天然クエ鍋が2年ぶり参戦へ全国高校柔道選手権大会京都府予選で印南町出身の京都文教高2年、久保浩太君、双子の妹・仁菜さんともに優勝し全国へ紀央館高美術部、岩城花音さん(2年)が美術部門で全国高校総合文化祭へ出品決まる人権擁護委員・鵜上桂子さん(72)=日高町=に法務大臣感謝状を贈呈由良町中央公民館に図書スペース新設へ

14日
御坊日高博覧会(おんぱく)2018の46プログラム決まるJA紀州とJA共済連和歌山が管内1市6町の教委にカラーベストと帽子335セット贈る県立中学校入試出願状況で日高附属は1.3倍ヘアーサロン「COCOLOHAIR(ココロヘア)のオーナースタイリスト・小池直史さん=御坊市=が資生堂プロフェッショナルフォトコンテストでヘアモード賞紀州に落ち延び中吉旅館=御坊市湯川町小松原=で命を救われた会津藩士・山川浩ゆかりの品を会津若松市に寄贈へ日高郡市ジュニアバレーボール新人大会で南部男子が初V、準優勝は日高くちくまのカップで日高ミニバスケットボールクラブ男子が優勝近畿の強豪集う千里NT杯バレーボール大会で日高中女子が準優勝高校剣道選抜大会県選考会で日高女子団体が準Vし19年ぶり全国出場へ

15日
印南町・大歳神社でどんど焼き御坊市名田町の国道42号で原付運転の男性大けが

16日
野球人口減少に向け日高、紀央館高生と学童球児が交流松原・和田合併し美浜少年野球クラブ誕生紀州に落ち延びた会津藩士ゆかりの品を会津若松市に寄贈

17日
都道府県対抗全日本中学生ソフトテニス大会県代表に印南、湯川中から12人選抜インフルエンザ流行でひまわりこども園(美浜町)が園閉鎖

18日
熊野古道語り部の会が長期の独自ウオークイベント開催へ全国少年新春書道展で竹山愛瑠さん(志賀小1年・山本映紅書院)が特選工業教育研究発表大会・作文部門で紀央館高校工業技術科3年、永井丈治君が最優秀賞

19日
日高川町議選(定数12)告示まで3カ月切るも定数に満たない状況日高広域観光振興協議会がインバウンド(訪日外国人旅行)への対応学ぶ紀道・小竹・御崎の三社参りツアー終了

20日
県立中学校入学者選考で日高附属中(定数40人)は50人受験で競争率1.25倍由良町の国道42号でオートバイ男性死亡由良漁港内の海中に転落の男性を住民4人が救助日高中津分校野球部員が球児に野球を指導

21日
日高広域観光振興協議会がインスタで日高の魅力を全国に発信軟式野球スポーツニッポン賞で管内から県軟式野球連盟理事・浜口宗五郎氏=美浜町=の受賞決まる日高町が情報誌「暮らしの便利帳」発行で官民協働制作に調印万福寺(御坊市)足切地蔵尊会式にぎわう由良町・白崎海洋公園に日本一長いベンチ設置県高校ホッケー新人大会で紀央館女子が4連覇

22日
文化財防火デー前に日高別院で消防訓練紀州鉄道(株)=本店・東京=が脱線事故教訓に「安全の日」制定

23日
御坊市議会新庁舎特別委が事実上「現在地建て替え」決定ジャパンバレエコンペティション・グランドチャンピオンシップス2017でシュウバレエスタジオから冨田好花さん(内原小5年)2位全国少年新春書道展で山本萌愛さん(木村美月書道教室・松原小1年)が特選、教室も2年連続団体賞

24日
御坊市の「ごぼう総活躍のまちづくりプロジェクト」がNHK厚生文化事業団の「認知症にやさしいまち大賞」に選ばれるSDD全国こども書道コンクール近畿・中四国ブロックで岡本花穂さん(寺井塾・御坊小3年)最優秀賞金剛神総本山少林寺と一般社団法人少林寺拳法連盟表彰で和高専支部長・表均さんに勤続45年表彰近畿自動車道紀勢線有田南紀田辺間整備促進協議会が二階自民党幹事長らに有田~田辺間4車線化など要望柏木御坊市長が国内最大クルーズ客船「飛鳥Ⅱ」の日高入港をトップセールス

25日
全国中学生長身選手発掘育成合宿に日高地方から日高中2年の鈴木美柚さん、上南部中2年の堺目愛和さん初参加へ日高川町玄子・円通寺の豊嶋英雄住職が恒例の寒行和高専の平成30年度学校長推薦入試で管内16人含む60人合格防火デー控え道成寺で総合消防演習

26日
日本遺産認定に向け道成寺を核とする「安珍と清姫の道」を申請手続き和歌山病院で給食調理に従事の安田綾子さんが技能検定合格、給食用特殊料理専門調理師に認定由良町衣奈漁港でワカメの天日干し始まる御坊市で発生の集団食中毒で県と事業者が和解文化財防火デーに興国寺で総合消防演習第90回選抜高校野球大会に管内から大阪桐蔭の小泉航平捕手(2年・河南中、日高ボーイズ出身)と中田惟斗投手(1年・御坊中、御坊ボーイズ出身)、智辯和歌山の高瀬宗一郎二塁手(2年・由良中、紀州由良シニア出身)の出場決まる

27日
きのくにロボフェス実行委が入賞者の追跡調査結果を報告独立行政法人国立高等専門学校機構の平成29年度職員表彰で和高専総務課長補佐・吉野真一氏に全国一人の理事長賞近畿小学生選抜インドアソフトテニス大会団体戦女子の部で日高勢4人がメンバー入りの和歌山Aが3位。個人でも日高ジュニアの畑崎沙月(御坊小6年)・上田凜奈(同)組が5位入賞平成29年度市民教養講座最終回で室井滋さん・長谷川義史さん絵本ライブ紀南地方中学校駅伝競走大会で大成男子が17大会ぶりV、切目女子3位

28日
御坊市の住民登録人口2万4000人割るニッポン全国鍋グランプリ2018で2年ぶり参加の日高町の天然クエ鍋が日本一に県立白崎青少年の「すいせん祭」にぎわう梅の里中学校バレーボール大会で日高女子が3位日高地方駅伝競走大会でみなべ町が連覇で通算4V、準優勝は日高川町県高校ソフトテニスシングルス選手権大会で和歌山北2年、嶋田惠太君(印南町出身)が優勝、全国へ

30日
御坊警察署管内でハガキによる架空請求で相談相次ぐ

31日
マスターズ甲子園に向け管内の元球児が御坊商工・紀央館と日高中津分校チーム結成3年ぶりの皆既月食、管内でも確認認知症支援先進地の御坊市で国委託事業最終会議


平成29年度日高町スポーツ賞決まる 〈2018年2月15日〉

2018年02月15日 08時30分00秒 | 記事

 日高町の平成29年度スポーツ賞が決まった。全国規模の大会で6位以上や近畿大会で優勝、準優勝の成績を収めた個人や団体に贈るスポーツ賞に、実業団ソフトテニスで県庁勤務、村田義和さん(47)=高家=、高校弓道で日高高3年、岡本春香さん(18)=小中=、高専弓道で和歌山高専3年、楠本恵理さん(17)=池田=、高専バレーボールで同校2年、木下帆乃華さん(17)=志賀=の4人。表彰式は23日午後4時から、町中央公民館で開く。

 スポーツ奨励賞はホッケー、柔道、野球、バレーボール、ゲートボール、バスケットボールで個人8人、4団体が受賞し、スポーツ功労賞の該当者はなかった。
 スポーツ賞受賞4人の主な成績は次の通り。
 村田さんは平成29年度全日本実業団ソフトテニス選手権大会で和歌山県庁Aチームとして出場し、積極的な攻めの姿勢を見せ、チーム初のベスト4入りに貢献、3位入賞を果たした。
 岡本さんは第66回住吉大社全国弓道大会学生女子の部団体で日高高Bチームとして出場し、チームの準優勝に貢献。個人でも8位入賞の活躍を見せた。
 楠本さんは第50回近畿地区高等専門学校弓道大会女子個人で12射中、7本的中の成績で優勝し、全国大会出場を決める活躍。団体メンバーとしても出場し準優勝に導いた。
 木下さんは第54回近畿地区高等専門学校体育大会バレーで和高専チームスタメンのライトアタッカーで出場。ほとんどの試合でフル出場して6連覇に貢献し、全国出場した。
 県大会で優勝した個人や団体に贈るスポーツ奨励賞の受賞者は次のみなさん。
 三宅美羽(紀央館高3年)平成29年度県高校総体ホッケー女子の部優勝▽深海舞羽(同2年)同▽武内祐乙(箕島高1年)平成29年度県下高校柔道新人大会・近畿高校柔道新人大会県予選兼第40回全国高校柔道選手権大会県予選大会、団体・個人100キロ級優勝▽三宅陸(日高中3年)第47回日本少年野球春季全国大会県支部予選優勝▽滝本愛樹(同2年)同▽〓田礼斗(同)同▽中馬劉備(内原小4年)ファミリーマートカップ第37回全日本バレーボール小学生大会県決勝大会男女混合の部優勝▽石方開城(同3年)同▽原谷(楠岡文治、中田榮、早稲田弘美、池田弘美、羽崎章)第30回全国健康福祉祭ゲートボール大会県予選優勝
 日高C(玉井かをる、玉井昌子、玉井文子、山崎美恵子、玉井勝子、田中サチ子)第29回県レディースゲートボール選手権大会優勝▽日高中女子バレー部(西川湧、新野花奈、瀧本知香、澤田奈七、加藤菜乙、楠井智沙、笹本明日香、鈴木美柚、笹野文乃、木下彩芽、野上稀衣、田畑志悠、宮田理乃、藤本奈夢、三好希愛、深海虹色、中野樹、垣森咲花、小出樹季)第51回県中学バレーボール選手権大会、第45回県中学バレーボール新人大会優勝▽日高ミニバスケットボールクラブ(稲垣叶大、宮本優、那須亮太、白井誉、玉置遼汰郎、雑賀柊人、上岡勇太、崎山睦生、楠昌樹、佐藤侑羽、小林智希、津田悠斗、川瀬正健、小林陽晴、中野稜央、土屋洸太、入江隼斗、辻村悠利)第18回県夏季ミニバスケットボール大会・GES杯、第4回県秋季ミニバスケットボール大会・紀陽銀行杯、第44回県冬季ミニバスケットボール大会優勝。


その他の主なニュース

 3月4日 貴山流紫扇会が家元・貴山観史朗氏迎え、おさらい会

 白鵬杯世界少年相撲大会で井ノ上兄弟、前田、杉本4選手が団体3位に貢献

 御坊市の薗駅伝・マラソン大会で100人が健脚披露

 美浜町日の岬クヌッセンの丘で慰霊献花の集い


青少年読書感想文全国コンクールで上野桧生君(和田小)毎日新聞社賞 〈2018年2月14日〉

2018年02月14日 08時30分00秒 | 記事

盾とサイン本、著者からのメッセージを前に
賞状を手にする上野君


 第63回青少年読書感想文全国コンクール(全国学校図書館協議会、毎日新聞社主催)の最終審査で、日高地方から上野桧生君(和田小3年)の作品が、小学校中学年の部自由読書区分で優秀作品・毎日新聞社賞を受賞。上野君は9日、東京都千代田区の経団連会館で開かれた表彰式に出席し、賞状と盾、著者のメッセージとサイン本を受け取った。

 応募は2万5847校から430万7256編あり、毎日新聞社賞は、最優秀作品・内閣総理大臣賞、優秀作品・文部科学大臣賞に次ぐ栄えある賞。小学校中学年の部から最優秀・優秀作品には計7人が選ばれたが、うち6人が4年生で、3年生は上野君だけ。
 上野君は、1年生のとき先生に内田美智子著「いのちをいただく」を読んでもらって胸がつまって目に涙がたまった訳を、今回自分で読み返してどう悟ったかを文章にした。食肉センターで生きた牛を牛肉にする仕事をする主人公・坂本さんが、家族のように大切に育てた牛「みいちゃん」との別れに涙を流す女の子と出会い、仕事を辞めたいと思って、息子・しのぶくんに相談する。上野君は、そんな登場人物全員が、それぞれに「悲しい思い」をしていることに気付き「これからぼくはもっともっとたくさんの大切なことを知るでしょう。でも、それ以上にたくさんの人の悲しい思いにも気づいていきたいと思います」とまとめた。
 1年生のときに読んだ本を再度読み返して、より深く感じ考え、それを表現したことが評価された。著者の内田さんからは「しっかりした文章で、食べ物のこと、命のことを考えて頂きうれしいです」とのメッセージが寄せられた。
 約830人が出席した表彰式では「ちょっと緊張した」と上野君。栄えある賞の受賞に「うれしい。賞状や盾は大人になるまで置いておいて、子どもができたら見せてあげる。お母さんは『かいせい先生』と言ってくれた」と話した。


その他の主なニュース

 日高広域観光振興協のインスタ投稿フォトコン入選12点決まる

 UME-1グルメ甲子園でうめまっ3(南部高チーム)3位と健闘

 第12回日高川町農業祭、品評会やステージで賑わう

 若草旗少年野球大会開会式・抽選会、濵口主将(日高)が宣誓


県道御坊由良線整備促進に向け由良・日高・美浜3町が協議会設立合意 〈2018年2月11日〉

2018年02月12日 08時30分00秒 | 記事

整備促進に向けタッグを組むことに合意し、右手を重ねる
由良・畑中、美浜・森下、日高・松本3町首長(左から)


 県道御坊由良線は地元住民の生活道路で、災害時や観光の道路としても大きな役割を担うが、まだまだ道幅が狭く見通しの悪い区間が多く、海岸沿いでは大雨や高波などの災害時に崩土、越波、冠水が絶えない。そんな現況をいち早く打開しようと、同線の通る由良、日高、美浜3町の首長らは9日、日高振興局で開いた準備会で、同線の整備促進を連帯して県へ要望していく組織「県道御坊由良線整備促進協議会」を設立することに合意した。

 県道御坊由良線は、御坊市湯川町小松原、花ご坊前交差点から西の美浜町へつなぎ、美浜町三尾、日高町田杭、阿尾と海岸線に沿って北上、由良町の衣奈トンネル手前まで約37キロに渡って伸びる道路。かつて「キララ・ときめき道路」として整備が進められたが、財源不足で10数年前からその計画は立ち消え、未整備の区間が多く残されたままになっている。点在する19の集落を結ぶ唯一の道路で地元住民らの日常生活に欠かせず、災害時の支援道路としての役割も担うが、狭い個所や見通しの悪い個所が各所にあり、通行に支障をきたしている。
 海岸線の険しいところでは、法面や路側が切り立っていて崩落の不安があり、実際、大雨などの際に法面崩落が繰り返し発生。高波による越波や冠水もあり、そのたびに通行止めを余儀なくされている。
 沿線は、紀伊水道とそこに点在する島々を眺められる風光明媚なところで、白崎海岸や日ノ御埼など絶景が点在。温泉や民宿、海水浴場などの施設もあって観光道路としての役割も期待されるが、現状は道路が狭くて観光バスなどが通りにくく、誘客しづらい。
 準備会では、美浜町の笠野和男副町長が「3つの町で力を合わせることが必要。県としても早く整備したい願いはあるが、幹線道路に予算配分が集中し、生活道路にまで予算がまわってこない。そこで『三本の矢』、固まってやっていこうと」と、協議会設立の趣旨と目的を説明した。
 畑中雅央由良町長は「協力して取り組みたい」。松本秀司日高町長は「この線は重要道路と認識している。3町で取り組んでいけたらすばらしい」。森下誠史美浜町長は「三人寄れば文殊の知恵。ぜひとも前へ前へと進んでまいりたい」と述べ、協議会設立に固く合意した。
 協議会は、4月にも設立総会を開いて発足させる。協議会では、3町が相互の連帯と強調を図りながら、県知事や関係機関へ、同線整備促進の要望活動を展開。会員には3町首長、各町議会議長と建設関係委員長、区長会会長ほか、運輸関係民間会社・団体、観光協会などにも参加を呼びかけていく。予算は会員町が各3万円を出し合って組む。


その他の主なニュース

 日高郡町村会定例会  政府要望新規6件、継続14件

 御坊RC和田勇賞に大谷春雄さん、感想文最優秀に祭本真由、寺井巴菜さん

 日高地方花き品評会、金賞に前田昌紀、浜田正、山本修功さん(御坊市)

 美浜町和田地内で不審者、女子中学生2人が後つけられる


「1万人が100回来る御坊」22日協議会発足、具体化へ始動 〈2018年2月10日〉

2018年02月10日 08時30分00秒 | 記事

体験プログラムの開発、商品化へ
(写真は日本一の生産量を誇るスターチス)


 御坊市は「まち・ひと・しごと創生総合戦略」に基づき国の地方創生交付金を活用した「わがまち魅力発信事業」に取り組んでおり、その母体となる「GO!GOBOプロジェクト協議会」が22日に発足する。「1万人が100回来る御坊へ」をコンセプトに花や寺内町、紀州鉄道、宮子姫など地域資源を活用したオリジナルストーリーに基づき、体験プログラムの開発や試験実施、プロモーション活動、交流拠点の整備などを行い、御坊の魅力を全国に情報発信する。

 戦略やオリジナルストーリーは、大手広告代理店の(株)博報堂=東京都=に委託し、各種関係団体からヒアリングを行い、インターネットを活用した同社のオリジナル共創プラットフォーム「talkit」で全国ユーザーからアイデアを募集。市内の各種団体代表、大阪府内の「talkit」ユーザー、京都大学建築学科学生らを集めた共創ワークショップも開き意見交換してまとめた。
 着実に御坊に愛着を持つ人を増やしていこうと「100万人が1回来る御坊ではなく、1万人が100回来る御坊へ」をコンセプトに▽スターチスやカスミソウなど「花のまち御坊」のブランドを生かし、参加型のフラワークラフト体験教室を開催▽観光農園やJA、旅行会社と連携して常時体験できるメニューづくり▽大人向けの学校プログラムとして学び舎寺内町を開き、受講生を募集する。
 宮子姫伝説を活用し、観光協会や旅行会社等と連携し、美人の里ツアー・美髪セミナーなどモデルツアーコースを開発▽寺内町と紀州鉄道を組み合わせたモデルコース、体験プログラムを作成▽野口オートキャンプ場や観光農園を中心に、食と自然体験を組み合わせた体験観光パッケージ、モデルコースを作成▽日高川ふれあい水辺公園や運動公園、EEパークなど観光施設を組み合わせた新しい体験メニューを開発-など挙げている。
 GO!GOBOプロジェクト協議会は、市や市観光協会、御坊商工会議所、同青年部、同地域活性化・観光推進委員会、JA紀州、紀州日高漁協、JR御坊駅、紀州鉄道(株)、御坊南海バス(株)、(株)中紀バス観光社、市商店街振興組合連合会、御坊菓子工業組合、市ふれあいセンターの代表者19人で構成。事業概要、今後のスケジュールなどを説明し、意見交換する。
 国の交付金を活用しながら4月以降に若者、女性らを中心とした実働部隊をつくり、事業に参画した「talkit」ユーザーや大学生をはじめ全国からサポーターも公募し、インターネット上で意見交換しながらプログラムの開発、試験実施、交流拠点整備などを行う。31年度はプログラムを商品化し、インターネットやメディアなどを活用したプロモーションを進めていく。


その他の主なニュース

 少年サッカー湯川、美浜合同で管内初の法人化クラブ「FCダンシーマ」設立

 JA紀州営農指導員研究活動発表大会で廣澤健仁さん最優秀賞、県出場

 御坊市と徳島県阿南市が相互訪問、防災対策で意見交換

 11日  第12回日高川町農業祭、品評会や特産販売


日高川町美山新産品加工所、今春完成へ着々 〈2018年2月9日〉

2018年02月09日 08時30分00秒 | 記事

今春の完成、利用開始に向けて建設が進む美山の新産品加工所
(写真は1月)


 日高川町は、役場美山支所南隣のむつみ荘跡地で「ふるさと産品加工所」を建設を進めており、今春に完成。4月中旬に開幕する地域最大のイベント「ふじまつり」に間に合うように利用を開始する。美山地区には、昭和63年に整備した既存の加工施設が皆瀬地内にあるが老朽化。加えて、椿山ダム湖畔の新産品販売所では慢性的な商品不足になり、新たな加工品なども大きな課題で、新加工施設を生かした特産品生産の拠点施設や地域振興に期待を寄せている。

 国の平成28年度第二次補正予算で確保した地方創生拠点整備交付金を活用して建設中の「美山ふるさと産品加工所」は、総事業費約3900万円を投じて木造平屋。延べ床面積108・67平方メートルの施設内に、作業台やラッピングテーブルを備える広い作業場はじめ、アイスクリーム製造室、みそなどを生産する「ムロ部屋」、ごんちゃん漬けやみそなどの保管室、下処理室などを完備し、地域の特産物を生かせる施設を整備する。
 現在も旧美山村時代の昭和63年に整備した加工所が皆瀬地内にあり、生研グループ美山支部会員らが名物の「ごんちゃん漬け」はじめアイスクリームやコンニャクなどを生産しているが、老朽化に加えて施設の規模が狭く、特産加工品の生産に支障をきたしている。
 そんな中、椿山ダム湖畔にあった産品販売所が地盤沈下などの影響で閉鎖。2年前にリフレッシュエリアみやま駐車場に新販売所が誕生した。ふじまつり開催時には多くの人出で賑わうが、商品不足や地域の特色ある加工品の開発などが課題となり、イベント時期以外の閑散期は売上が伸び悩んでいる。
 一方、美山を代表する加工品として人気の「ごんちゃん漬け」は、生産が追いつかない状態で、弥谷、熊野川両地区の遊休農地で地元の生活研究グループ・ゴンパチ(イタドリ)部会が量産栽培に取り組んでいる。材料のゴンパチの研究に携わる県林業試験場(上富田町)の協力で、これまで商品に使用できなかった部位を使った加工品の研究も進められており、同試験場と協力した新たな商品開発も期待される中で新しい加工所の役割は大きい。
 施工は、地元の北村建設(株)=北村哲夫代表=。


その他の主なニュース

 県ヴォーカルアンサンブルコンテストで管内の女声合唱グループtweet全国へ

 地域づくり講座「みはま学園」が認知症サポーター養成講座

 日高川町美山でマイナス8度の極寒、民家の水道管ひび割れも

 インフルエンザ猛威、学級・学年閉鎖続出


由良町に体力つくり国民会議議長賞 〈2018年2月8日〉

2018年02月08日 08時30分00秒 | 記事

全国会議で表彰を受ける宮下副町長(右)


 スポーツ庁の「平成29年度体力つくり優秀組織表彰」で、由良町が体力つくり国民会議議長賞を受賞した。去る2日にグランドプリンスホテル広島=広島市=で開かれた「生涯スポーツ・体力つくり全国会議2018」で表彰が行われ、宮下幸一朗副町長が出席し表彰状を受けた。今年度は全国から文部科学大臣賞に3組織、国民会議長賞は5組織が受賞。

 同表彰は、地域や職場における保健・栄養の改善及びスポーツ・レクリエーションの普及運動(体力つくり運動)を推進し、顕著な成果をあげている組織を表彰することで、体力つくり運動の普及や充実をはかろうと昭和43年から実施している。
 国民会議議長賞を受賞した由良町は、町民が健康で充実した日常生活を送るためのレクリエーション活動の普及振興など、幅広い世代に向けた取り組みが評価された。
 中でも「ふれあいウォークラリー大会」は地域住民と協力して24年連続で開催しているほか、子ども向けのレクリエーション大会やスポーツ未経験の小学生を対象とした陸上教室、独身就労者向けのキンボール大会など、地域全体がスポーツに触れあう機会を創出。
 保健・栄養分野においては、小学生を対象にした栄養教室を開き、子どもから保護者に伝えることで親子で生活習慣病の改善を促すほか、高齢者対象に腰痛・膝痛予防教室、健康についての講座も実施している。
 表彰式に出席した宮下副町長は「昔からゲートボールなど子どもから高齢者まで世代を超えた交流など行っており、その取り組みが評価されて良かった。全国会議で先進地の事例報告を聞く中、由良町では体育協会など個々に取り組んでいることを一体化することで良いつながりができるというヒントも頂いた。垣根を越え、住民が主体となってやっていける態勢をつくっていけたら」と話した。


その他の主なニュース

 内原小6年・愛須隆聖君(FCブラスト)4月からセレッソ和歌山でプレー

 美浜町の最高齢、古居平兵衛さん103歳を森下誠史町長がお祝い

 御坊商議所活性化委「御坊と会津の逸話」全国発信を

 草田杯6人制ホッケー大会でまきらちん(紀央館OG)優勝


印南町切目川ダム環境整備、来年度以降も継続し取り組む考え 〈2018年2月7日〉

2018年02月07日 08時30分00秒 | 記事

ダム周辺にサクラなどを植える(昨年2月)

植樹したサクラ開花時のイメージ(入口周辺)


 切目川ダム環境整備ボランティア協議会(会長・日裏勝己印南町長)は24日に切目川ダム周辺にサツキやヤマブキなど植樹する。切目川ダム環境整備協議会の提言を基に印南町高串地内に平成25年に完成した県営切目川ダム周辺を4つのゾーンに分け、サクラなどを植樹し整備、地域活性化につなげようと3年計画で取り組んでいる。今年度が最終年度となるが、印南町は来年度以降も組織を再編するなどして地元、町、県が連携・協力しながら地域活性化に向けた取り組みを継続していくことを検討している。

 初年度の平成28年は宝くじ桜寄贈事業と緑の募金事業を活用しヤマザクラ50本、サツキ200株を、昨年度は県の市町村民の森事業を活用しサクラ(ヤマザクラ、ニシノミヤゴンゲンダイラザクラ)67本、サツキ200株、モミジ12本を植えるなど整備を進めている。
 最終年度の今回は県の市町村民の森事業を活用しサツキ700株をはじめ、ムラサキシキブ30本、アセビ30本、ヤマハギ30本、ヤマブキ30本、タラヨウ3本を植えるほか、ダム建設で移設した高串妙見社の御神木だった杉も植樹する。御神木はダム建設で水没したが、県林業試験場に枝分けしていた子孫杉4本を植える予定だ。 
 計画ではダム周辺をサクラやサツキ、モミジなど植えて四季折々に花木で彩り、ダム本体の迫力を実感できる「エントランス(入口)ゾーン」、本体の洪水吐きから流れ落ちる水流を間近で見ることができる「ダムサイトゾーン」、いつ来ても何かがあるといことを感じてもらえる「四季体験ゾーン」、周辺を楽しく散策してもらえる「散策ゾーン」の4つゾーニングを設けるなどし整備する。
 会長の日裏町長は「国道(425号)からよく見えとてもロケーションのいいところ。コンクリートのダムだけに終わるのではなく、周辺を整備して訪れる人が心温かく、豊かになるような憩いの場にして、真妻地区、印南町の活性化につなげていきたい」としており、来年度以降も周辺整備やPR活動などに取り組む考えだ。


その他の主なニュース

 今冬一番の寒気で日高川町川辺地区は氷点下4度、美山は氷点下5度以下に

 第15回県広報コンクール写真の部で日高川町が優勝

 台湾の中学生が日高川町丹生中学校で交流

 4県自主防災交流大会で美浜町浜ノ瀬区自主防災会が事例発表


日高地方子ども暗唱大会で木戸綾音さん(御坊小)川原河小6年が優秀賞 〈2018年2月6日〉

2018年02月06日 08時30分00秒 | 記事

個人の部優秀賞の木戸綾音さん

群読の部優秀賞の川原河小6年生


 御坊ライオンズクラブ(田渕稔会長)主催、本社など後援の日高地方子ども暗唱大会は4日、御坊市民文化会館であり、小学生が物語や詩などを情感豊かに手振りや顔の表情をつけるなどして発表。審査の結果、個人の部で「花さき山」を暗唱した木戸綾音さん(御坊3年)、群読の部は「いのちの旅」を暗唱した川原河6年(川合琴葉さん、東原百伽さん)が優秀賞を受賞。木戸さんは2年連続の受賞となった。

 7回目となる今回の暗唱大会には個人の部に24人、群読の部に18組(85人)が参加して発表。高松小校長で和歌山市国語教育研究会副会長の西川厚子審査委員長らが審査し、各賞を選んだ。
 表彰式では入賞者(組)のほか、5回目の出場、4年連続出場、3年連続出場となる参加者を特別表彰した。
 個人、群読各部の優秀賞ほかの入賞者(組)、特別表彰者は次の皆さん。
【個人の部】奨励賞=土井希(湯川6年)「あらしの夜に」▽ライオンズクラブ賞=神野美桜(松原5年)「蜘蛛の糸」▽特別賞=小山悠斗(上南部1年)「くじらぐも」。
【群読の部】奨励賞=松原5年(林美志、大星茉凜、小早川陽彩、猪原朱莉)「成人の日に」「光」▽ライオンズクラブ賞=藤田4年(上田寛都、京保春佑、小池奏空、佐々木俊輔、吉本玲桜、輪宝星天、山本空、岩本莉那、玉置由奈、林美早季、林優希、溝口佳世、湯川華奈、吉本帆花、米田絢葵)「クヌッセン機関長」。
【特別表彰】5回出場=前田治加(上南部6年)土井希(湯川6年)▽4年連続出場=前田真佑(名田6年)森桜子(内原4年)辻村悠利(同)坂口琴音(同)柳木京梧(同)小川心温(内原5年)楠はに香(同)猪原朱莉(松原5年)▽3年連続出場=竹村和馬(清流6年)玄素匡人(印南5年)木戸綾音(御坊3年)岩崎正悟(清流3年)青木咲優(松原3年)大薮心南(川辺西3年)。


その他の主なニュース

 5月20日 由良町白崎海岸で自転車耐久レース、出場者募集

 県が日本遺産に道成寺の「安珍と清姫の道」を正式に申請

 御坊市が在宅医療・介護シンポ、専門職から制度やサービス学ぶ

 広域消防本部が人命救助で由良町神谷の男性4人に感謝状