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御坊市がマイナンバーカード取得者に1万円分商品券配布 〈2022年10月7日〉

2022年10月07日 08時30分00秒 | 記事


特別マイナンバーカードの交付を受けている
「みーやちゃん」がPR
(写真はマイナポイント特設窓口)


 御坊市は、新型コロナウイルス対策で国から交付された地方創生臨時交付金8493万6000円を活用し、マイナンバーカード取得者に1万円分の商品券を配布することを決め、13日開会の臨時議会に補正予算を提案する。カード交付率を国目標の「今年度末までに100%」に近づけるとともに市民の生活支援、市内での消費換気を図るのが目的。カード取得者への商品券配布は全国的に増え、総務省が参考事例として紹介。県内では紀の川市と紀美野町が行っている。

 マイナンバーカード交付率は、9月25日現在で47・7%(交付済1万687人)まで上がっているが、国の目標には遠く、全庁横断的に交付率を向上させる施策を推進中。市民課の夜間・休日窓口開設、各地区に出向いた休日出張申請所開設、市内高校への出張申請などを行い、10月から市内の企業や事業所から要望があれば平日、出向く取り組みも始めている。
 今後さらにカード普及の流れを加速させようと、取得者に1万円分の商品券を配布するマイナンバー地域応援商品券事業を行う。商品券の配布は全市民を対象にした2年前と現在行っているものに続き3回目。今回の対象者は(1)11月1日時点で市に住所を有し、カードを保有している人(2)11月2日から来年3月17日までにカードの交付を受けた人(3)御坊市に転入し、11月2日から来年3月17日までにカード継続利用の手続きを行った人。
 (1)の場合は市で把握できるため、11月下旬以降に商品券を郵送する。(2)の場合は申請者が市民課窓口でカード交付を受けたあとに商品券を郵送するか、11月下旬以降は窓口での交付時に手渡しする。申請から交付まで通常は1カ月程度だが、申請が殺到すれば2カ月程度かかるため「来年3月17日までにカードの交付を受けた人」の条件を確実に満たすため、市は「年末までに申請して下さい」と呼びかけている。
 今回の商品券利用期間は12月20日から来年3月31日まで。取扱店は現在行っている「第2弾あがらの御坊みんなで応援商品券」の取扱店に引き続き依頼するともに新規も募集する。取扱店には換金の際、金額に10%を上乗せする。予算は経費等を含めて2億6022万3000円で、不足分の1億7528万7000円は令和3年度決算黒字分の繰越金を充てる。
 13日の臨時議会に提案する今年度一般会計補正予算にはマイナンバー地域応援商品券のほか、国が行う低所得者等への5万円給付金(対象者4200人)の予算2億2047万5000円、9月の台風14号で破損した名田中校舎屋上防水シートの修繕費1172万6000円も計上。議案は専決処分報告とあわせて2件。


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日高町が「うぶひだか」に合わせ、テントサウナの実証実験 〈2022年10月6日〉

2022年10月06日 08時30分00秒 | 記事


景色が良い浜ノ浦でも設置できるテントサウナ


 日高町は、15日に地域産品の出店や一日だけのカフェオープンなどを行うイベント「うぶひだか なみうちマルシェ」に合わせ、テントサウナの実証実験を行う。町立温泉館「海の里」みちしおの湯の利用促進へ向けた取り組みで、参加者にモニタリングすることで導入方法等を検討し、事業化へ向け、今後につなげたい考えだ。

 町議会で声が上がるなど同館の振興が求められる中、町職員が有効な方法をインターネットで調べていたところ、さまざまな場所で活用できるテントサウナを見つけ、みちしおの湯にはサウナがないことからも活用しようと計画。町商工会が地域活性化への「うぶひだか」事業の一環で取り組む産湯海水浴場駐車場での同マルシェの開催時間午前11時~午後3時に合わせ、同浴場近くの産湯海岸浜ノ浦で実証実験を行う。
 バーニャジャパン(株)=東京都=の特別に開発された3層の断熱生地によってマイナス40度の外気温でも蒸気浴を楽しめるテントサウナ。町が2基をレンタルして当日は浜ノ浦の浜辺へ設置。薪ストーブの上に専用のストーンを置いて利用者が直接、適度な水をかけて蒸し風呂にする。同社担当者が説明したり、入浴後、涼む時間も含め40分の5部制とし、第1部が11時~11時40分、第2部が11時50分~午後0時30分、第3部が0時40分~1時20分、第4部が1時30分~2時10分、第5部が2時20分~3時。
 各部限定2組(1組2人か3人)とし、飲み物、濡れても良い服装(水着やTシャツ等)、タオル、バスタオル、着替えなどは持参(会場でのレンタルはない)。シャワー室・更衣室はイベント会場近くで用意している。利用者の意見をアンケートで書いてもらうなどモニタリングするためにも今回は参加無料。すでに、第1部の予約枠は定員に達している。申し込みは先着順で12日までに申し込むこと。
 テントサウナはキャンプ場や川辺、湖、海岸などさまざまな場所で楽しめるだけでなく、しっかり温まった後は、水風呂代わりに海や川などにダイブし、合わせて自然を堪能することも魅力の一つ。町担当課は「テントサウナを使った後、みちしおの湯に入ってもらうのもいいし、涼む際に景色を楽しんでもらうのも一興で、活用方法によっては時期を問わず閑散期の誘客にも役立ちそう。参加者の意見を参考にして、導入方法などを考えていきたい」としている。
  問い合わせは、企画まちづくり課(電話63・3806)へ。


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2022年8月 データバンク

2022年10月05日 13時54分09秒 | データバンク

1日
印南町文協会長・坂下緋美さん町長表彰。地域振興、観光振興に貢献

2日
退任自治会長の労ねぎらい中井・日高振興局長が知事感謝状伝達御坊市・日高広域両消防本部が合同水難救助訓練

3日
印南町が一世帯に5万円分の商品券配布へ全国高校総体陸上の女子円盤投げで阪本海月華さん(紀央館3年)が2年連続銀メダル獲得御坊市消防本部が、しらゆり保育園に鼓笛隊セット交付みなべ町でJA紀州マネー教室

4日
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5日
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6日
日高川町で夏まつり。3年ぶりに今夏管内で唯一の花火大会美浜町和田、陸上自衛隊和歌山駐屯地第29代司令に玉越大輝2等陸佐が着任御坊市観光協会が第2回みーやちゃんぬりえコンテスト実施日高地方Uターンフェア

7日
御坊市野口、とびやま花しょうぶ園が移転、来夏にリニューアルへ太平洋カップ少年野球で藤田・アストロが優勝、準Vは川辺西

8日
美浜町などで日高民泊体験会。児童35人が夏の海を満喫

10日
紀州由良シニア総監督兼事務局長の原政治さんが永年功労で中学硬式野球関西連盟から感謝状近畿中学総体軟式野球準決勝で日高中が報徳学園を2-0で下し、日高地方勢28年ぶり、同校36ぶりの全国出場を決め、決勝進出日高短歌会解散へ。歌集「日高」第17集発刊近畿中学総体陸上女子円盤投げで原志保さん(中津)3位、男子共通800で狩谷悠世君(松洋)8位

11日
第71回近畿中学総体軟式野球決勝(奈良県佐藤薬品スタジアム)で、日高中が八木中(奈良)を3-1で下し優勝日高町議会産業教育常任委員会が「みちしおの湯」活性化へ取り組み学童野球佐川印刷旗県予選で御坊が初優勝、近畿大会へ近畿中学相撲大会で井ノ上力也君(箕島、野口小出身)が個人、団体ダブルV興国寺の灯ろう焼きを前に今年も岡夫妻が大灯ろうを奉納日高川で親子ふれあいカヌー体験

13日
日高町で「戦争と平和資料展」御坊市藤田町吉田地内で民家火災

14日
キックボクシングのICO初代ヘビー級王者に入田和樹選手=日高川町入野=

15日
興国寺でうら盆の伝統行事「灯ろう焼き」

17日
稲原中生徒が防災ポスター作り施設に掲示健康日高21が御坊保健所管内4千人対象に生活習慣アンケート実施へ全日本女子学童軟式野球大会で優勝した和歌山ハーモニーズの中心メンバー中本美咲さん=湯川小6年=が三浦御坊市長を訪問し全国制覇を報告美浜町三尾、新大賀池で白い大賀ハス咲く

18日
御坊市が家庭内照明「総LED化宣言」日高看護専門学校が来年度入学生募集

19日
県道御坊由良線整備促進協議会が仁坂知事に同線の整備促進を要望日高川町の順大1年、大家利公さんが和佐教育長にU20世界陸上競歩出場を報告

20日
御坊市の道路維持修繕業務委託制度が自治会に好評美浜町和田や御坊市湯川町小松原の田んぼで除草剤がまかれ稲枯れ被害由良町海洋公園がコロナ禍でも人気玉井蒼祐君=印南小=が全国少年少女レスリング大会6年65キロ級で3位

21日
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22日
日高振興局で災害写真パネル展始まる印南町印南、東光寺で盆踊り・奉納式

23日
日高川町で防災教育セミナー印南祭は今年も神事のみを決定県電気工事工業組合日高支部が夏恒例の一人暮らし高齢者宅で電気設備無料安全点検

26日
産湯海水浴場の今季客数は1万8100人。3年ぶりの夏終わる紀陽銀行杯卓球大会で美浜クラブ優勝御坊市にスケートパーク建設を、との署名を三浦市長に提出戦死した由良町、中谷正廣さんの遺品が遺族の元に戻る

27日
産湯で3年ぶり納涼夏まつり全日本おかあさんコーラス全国大会で「コア・ブレーメン」がおかあさんコーラス賞受賞

28日
御坊市に提案のあった健康マージャン全国大会の継続開催が来年から実現できる見通し県高校総文邦楽部門発表会で日高箏曲部が準優勝、近畿大会へ

29日
日高川町と和歌山信愛女学院が連携協定管内学校で2学期始業式

30日
令和3年度の県内野生鳥獣による農作物被害額を発表。管内は4747万1000円で高止まり続く


(株)ワークメイト印南が香港で開催の和歌山フェアに出品 〈2022年10月5日〉

2022年10月05日 08時30分00秒 | 記事


作業に励む利用者(右下は出品する乾燥シイタケ)


  印南町印南、(株)ワークメイト印南=障害者継続就労A型事業、石橋幸四郎代表=は商品化している乾燥シイタケを県農産物・加工食品輸出促進協議会などが主催し、12月に香港で開催の和歌山フェアin香港DON DON DONKI(ドン ドン ドンキー)に出品する。障害者継続就労A型事業所からの出品は同社だけで同社管理者の的場信夫さん(70)は「商品の販路拡大などはもちろんだが、自分たちが作った商品が海外で販売されることで利用者の励みになる」と話している。

 同社は障害者継続就労A型事業として平成20年9月に設立。定員15人で乾燥シイタケを販売。利用者はシイタケを乾燥させたり、袋詰作業などに取り組んでいる。そのままの物とスライスした2つの商品があり、スーパーや卸業者に販売。県内だけでなく関東や九州など全国で流通している。A型事業は福祉面だけでなく就労の場でもあると的場さんは「商品として流通するので丁寧に袋詰めし見た目もきれいに」と利用者を指導しており、消費者からは「肉厚で歯ごたえもあっておいしい」「だしもおいしいものがとれました」「軸がカットされているので使いやすい」など好評だ。
 今回出品が決まった和歌山フェアin香港ドン ドン ドンキーは県産品の販路拡大を支援するため県農産物・加工食品輸出促進協議会がディスカウントストア「ドン・キホーテ」を展開する(株)パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH)と連携し、昨年初めて開催。今年も12月上旬から約1カ月の期間で、香港にあるドン・キホーテ全店舗で開催する。
 開催に向け県が応募条件を示し出品商品を募集、的場さんは「利用者の励みになるだろう」と応募し、条件をクリアして出品が決まった。今回のフェアには酒類や果実飲料、果実加工品、調味料、菓子類など100を超える商品が出品されるが、障害者継続就労A型事業からの出品は(株)ワークメイトからの乾燥シイタケが唯一。
 (株)ワークメイト印南は、障害者の方で働く意欲のある人を募集しており「興味のある人は連絡下さい」と呼びかけている。連絡や問い合わせは同社(電話42・0023)まで。


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原志保さん(中津中)が久留米啓史・日高川町長らにJOCジュニアオリンピック・円盤投げ出場を報告


日高広域観光振興協議会がみなべ町で「サスティナブルHIDAKA」開催 〈2022年10月4日〉

2022年10月04日 08時30分00秒 | 記事


美しく青い海をバックにみんなでフラダンス


 吉野熊野国立公園内にあるみなべ町のホテル&リゾーツ和歌山みなべ、千里の浜、小目津公園前の浜を舞台に2日、持続可能な社会をめざすイベント「サスティナブルHIDAKA」が開かれた。多くの家族連れらが自然体験プログラムやECOカフェなどの催しを通じて楽しみながら持続可能な社会へ思いをはせた。

 日高広域観光振興協議会(金﨑昭仁会長)の主催で、昨年7月に観光誘客等に関する包括連携協定を結んだ大和リゾート(株)ホテル&リゾーツ和歌山みなべと連携して開催した。環境に配慮したライフスタイルを考えようと、サスティナブル(世界全体で美しい地球を保ち続けるための設計や仕組みを考える)やSDGs(サスティナブル社会を実現するために掲げられた目標)を切り口にしたイベント。「意識が変われば、世界が変わる」をテーマに自然体験プログラムをはじめ、日高地方からプラスチックごみ削減、地産地消など環境に配慮した取り組みを行っている店舗、事業者、団体等らのECOカフェ、ECO雑貨、フードマルシェの4つのイベントが行われた。
 自然体験プログラムは日高町金崎竹材店による「黒竹ボールペン作り体験」、美浜町海猫屋の「ビーチコーミング&ワークショップ」、みなべ町梅染め愛好会の「梅染め体験」、みなべ観光ガイドの会の「語り部ウォーキング&海岸清掃」、田辺市Hula Kapiliの「ハワイアン・フラ・ショー&ワークショップ」の5つ。「ハワイアン・フラ・ショー&ワークショップ」は、小津目公園前の浜であり、メンバーらがまぶしいほど美しい青い海をバックに軽やかな曲に合わせて華麗なフラダンスを披露し、参加者らを魅了。このあと、体験講座が行われ、参加者らはメンバーに教わりながら海の波、貝殻を拾い集めるシーンなど表現しながら手と腰をくねらせて踊り、南国ムードを楽しんだ。
 ECOカフェ、ECO雑貨、フードマルシェでは、リサイクル商品や規格外の食品などが販売され、にぎわった。


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観光列車「銀河」運行開始、5日に印南駅でおもてなしイベント


日高川町の小中学校再編推進委員会が久留米啓史・町長に小中学校統合の枠組みについて答申 〈2022年10月2日〉

2022年10月03日 08時30分00秒 | 記事


久留米町長(左)に統合の枠組みに関する答申書を渡す
和佐委員長と釈野副委員長 


 日高川町が、小中学校の再編に向けて検討を進めている「小中学校再編推進委員会」委員長の和佐公生教育長と副委員長の釈野恵修教育長職務代理が30日、久留米啓史町長に、小中学校統合の枠組みについて答申した。小学校は川辺西小と中津小は現状のままだが、美山地区の3小学校を令和6年度(目標)に1校、川辺地区は川辺西小を除く4校を令和7年度(同)に1校、中学校も同年度に町立の全4校を1校への統合を目指す。統合が全て実現すれば、現13校の町立小中学校が5校となる。

 和佐委員長は「6月2日から町立小中学校の再編について慎重に審議を重ねた結果を答申致します。推進委の意を十分に尊重され、その実現に努められるよう要望します」と答申書を渡し、久留米町長は「大変なご苦労をおかけし、お疲れ様でした。統合というデリケートな問題の中で方向性を見出して頂いた。実現できるよう私も一緒に頑張らせて頂きます」と協力を約束した。
 統合の枠組みは、美山地区の川原河、笠松、寒川第一小の3校を新設の1校に統合し、川原河小の施設を利用。開校目標時期は令和6年度とし、地区説明会を経て順調に行けば5年度に部会を立ち上げて通学方法や校名などの開校に向けた具体的な協議が行われる。
 川辺地区では、和佐、江川、山野、三百瀬小の全4校を新設の1校に統合し、和佐小の施設を利用。また、川辺西小は現状のままだが、通学区域の一部を変更し、現在同校の区域となっている玄子、早藤、蛇尾を新設小学校区に再編する。
 中学校は、組合立の大成中を除く町立の丹生、早蘇、中津、美山中の全4校を新設の1校に統合し、早蘇中の施設を利用。川辺地区の全4小学校、中学校の町立全4校の新設校への統合はいずれも令和7年度の開校を目標時期とした。

19日から全校区で説明会
 教育委員会と再編推進委では、19日から全9小学校区で説明会を開き、統合への理解を求めていく。日程と場所は次の通り。時間はいずれも午後7時30分。
 19日=寒川第一小区・寒川多目的施設▼21日=笠松小区・平スポーツセンター▼25日=川原河小区・山開センター▼28日=中津小区・交流センター▼11月2日=山野小区・山野小体育館▼同4日=江川小区・江川コミュニティセンター▼同9日=和佐小区・南山若者センター▼同11日=三百瀬小区・早蘇中体育館▼同16日=川辺西小区・川辺西小体育館。


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学童野球秋季大会で名田黒潮が優勝、美浜が準優勝


ひだか病院議会、2年トータル11億円黒字もアフターコロナの健全経営課題 〈2022年10月1日〉

2022年10月01日 08時30分00秒 | 記事


アフターコロナの健全経営が課題のひだか病院


 御坊市外5ヶ町病院経営事務組合議会定例会は29日、ひだか病院で開き、令和3年度決算など2件を承認し閉会した。3年度も病院を挙げた積極的なコロナ対応が国や県の手厚い財政支援につながり、2年度に続いて黒字決算となった。今後はアフターコロナを見据えた健全で安定した病院経営が大きな課題で、病院側は「収益改善に向けたさまざまな取り組みを行い、病院一丸となり健全経営に全力を挙げる」とした。

 3年度決算額は事業収益が77億491万8498円、事業費用が71億451万1690円で、差し引き6億40万6808円の大幅な黒字。2年度も10年ぶりに黒字(4億8938万2531円)となっており、2カ年トータルすれば約11億円にのぼる。
 第2種感染症指定医療機関として地域住民の安全安心を担保するため、新型コロナ感染拡大初期段階から国や県からの要請に応え、いち早く一般病棟の2階病棟52床(HCU4床含む)すべてをコロナ専用とするなど病院挙げた積極的な対応が、空床確保料や機器購入備品補助金獲得など国や県からの手厚い財政支援につながった。財政支援は2年度が約18億円、3年度が約13億円あった。
 3年度の年間入院患者数は9万6719人、年間外来患者数は14万3888人で、2年度に比べ5602人、3003人増。入院はコロナ感染症患者の積極的な受け入れ、外来は感染症疑いを含む発熱など救急受診が増えたことで、それぞれ増収につながった。御坊圏域の医療従事者、構成市町のワクチン接種にも積極的に対応し、地域での感染拡大防止に努めた。
 4年度も財政支援で数億円の黒字が見込まれるが、5年度以降は財政支援が終了することを見越したアフターコロナの取り組みが重要。病院の累積赤字は約51億円と、経営は依然厳しい状況にあり「通常診療の中で、いかに公共性と経済性を考慮し、収益改善に向けたさまざまな取り組みを行い、医業収益増による安定した病院経営を行うことが現在の課題」とした。
 今後も「すべての職員が経営状況に対する意識を持ち、病院全体が一丸となって健全な病院経営をめざし、地域の中核病院としての期待に応えていきたい。必要な医療を安定的、継続的に提供し、基本理念である『皆様に親しまれ信頼される病院』をめざし、病院長を先頭に努力していきたい」との方針を説明した。


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