サイト『ヒトコト』で公開中のコミック、『夢見るフランシー』。
http://sonydes.jp/blog/2012/12/ktooonz.html
ネタバラシにはならない、簡単なキャラ別紹介、制作裏話などを連続公開していきます。
フルカラーのコミックスでの楽しさは何と言っても「色」です。
お部屋、肌や髪の色、服の色に模様。
描きたいものはきりがありませんが、同時に仕事ですから締め切りもあります。
望む全てはできないかもしれませんが、可能な限りは美しい物を描きたいものです。
三女サチコ
20歳で自称アーティストです。
小柄、痩身、東洋系の血を引き黒髪茶目、この絵はどんぐり目ですが、他の姉妹に比べて切れ長の瞳。
アーティストって何をやっているのか?
多分それで稼いでいるわけではなく、適当にアルバイトをしながら絵を描いたり手芸をしたり、
何でもマイペースで楽しんでいる時期なんだと思います。一生そうかもしれません。
男性が嫌い。女同士で遊んでいる方がダンゼン好きだけど、
基本的に一人の時間を好み、部屋に篭っていつも何かを作っています。
家事は好きではないし、チビの面倒を見るのも興味なし。
今のところ、妻や母になる事にも興味無しです。
移り気で関心の無い事はすぐに飽きる。
怖がりでもあるので、オカルトとかも好きかもしれません。
あまり社会の役には立たないタイプですが、それがサチコの面白さ、貴重さです。
私自身、自分の顔が東南アジアぽく、タイだのマレーシアだの行くと
そこの人たちに親近感を持ち、持たれ、間違えられたりします。
南の人たちの方が、日本人より明るくおおらかで好きだなと思うことも多いです。
DNAが近いからか、彼らの顔やスタイルも好みで、ほっとするような感じを持ちます。
やや浅黒、丸顔で丸い目、華奢で細い手足のルックスが好みです。
だからなのか、基本的にも自分のキャラ絵は、
丸い顔に丸い目の女の子たちに親近感を持って描いています。
ですけど、人の美しさはそれぞれであり、
もろ北方東洋系の細い瞳の友の美にもウットリしています。
それは親近感よりも、無いものへの憧れかもしれません。
思い返してみると、
私が実際にお会いした「こんな綺麗な人滅多に観たことがない!」と思えるほどの人たちは
何故かほとんど一重瞼の北方系の顔でした。
民族的なルーツとはまた別の話ですが、
最も美しいと思った一人の方は髪が半分以上無い男性でした。
美という体験は個人的な出会いであり、世間の理想や年齢と必ずしも関係はありませんでした。
TVのアイドルとかを見ていると、AKBとか、私には顔の系統が似た感じがするのですけど、
二重瞼のパッチリ目の女の子たちばかりではなく、
北方東洋系の可愛い子たちも、もっとTVに出ればいいのになーと思っています。
美は発見なのですから、どんどん多用な美や可愛さをTVなどのメディアに出して楽しませて欲しいです。
色々な顔がいて、どこかに自分に似た系統顔のアイドルが探せると嬉しい時ってあるかもしれませんね。
SMAPの草薙剛さんとか、顔しか知りませんが、本当に綺麗だなーと思います。
勿論中身も素直な方とかで、内面もにじみ出ているからこそかもしれません。
サチコを描いた時には、そういう気持ちがありました。
私も東洋人だから、東洋っぽい可愛い子を出したいと願って描いていました。
それと、お洋服です。
今回サチコの服を一番凝って描きました。
パッチワークのスカートやニットやモチーフやプリント布。
少女趣味のサチコが縫い上げていったお洋服、というイメージで描きました。
画像は、『夢見るフランシー』コミックより
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