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携帯コミック『夢見るフランシー』キャラ紹介「チビ他」

2013-02-18 23:21:29 | 『夢見るフランシー』キャラクター紹介

 

サイト『ヒトコト』で公開中のコミック、『夢見るフランシー』。 

http://sonydes.jp/blog/2012/12/ktooonz.html

ガラ版、スマホ版、共に次回が最終回です。

ネタバラシにはならない、簡単なキャラ別紹介、制作裏話などを連続公開していきます。

 

『夢見るフランシー』は、ギャグのようなミステリーのような、ホラーのような

不思議な漫画だと思います。

私は既存のカテゴリーや形式を尊重しつつも、そこに安住したくない思いが常に強いのですが、

この作品も、その気持ちを持ちつつ制作しました。

 

メインキャラクターの紹介も終わり、こちらで最後とさせていただきます。

最終回にもどなたか出てくるのかもしれませんが、これで日記は終わりと致します。

 

 

 

チビ

 

フランシーの赤ちゃんです。 女の子で父親の人種はアフリカ系のようです。

いつもすこやかに眠っています。

とても健康な可愛い赤ちゃんです。

 

 

 

 

変な警官

 

中村君と同様、一々思わせぶりに怪しい警察官です。

中村君といい、この男といい、わざとやっているんじゃないかというくらい

行動が怪しいですが・・・

 

 

6回にわたって、『夢見るフランシー』のキャラ紹介をしました。

読んでいただけた方々、ありがとうございます。

ご興味を持たれた方は、是非コミックスを読んでいただけたらと願っております。

 

『フランシー』は、以前『ムーンナイトエレガンス』という携帯小説の挿絵で

一緒に組ませていただいた担当さんとの、初めての漫画制作でした。

基本的なコンセプトは、最初の脚本と同じなのですが、

演出的には良いアイデアも沢山いただき、より判りやすくユニークな作品に仕上がったと思います。

多くの方にお世話になりながら、一つの漫画作品ができあがります。

 

お世話になりました感謝の気持ちをここでお伝え致します。

 

画像は、『夢見るフランシー』コミックより

(C)ソニー・デジタルエンタテインメント

 


携帯コミック『夢見るフランシー』キャラ紹介「袋男」

2013-02-18 14:17:34 | 『夢見るフランシー』キャラクター紹介

 

サイト『ヒトコト』で公開中のコミック、『夢見るフランシー』。 

http://sonydes.jp/blog/2012/12/ktooonz.html

ガラ版、スマホ版、共に次回が最終回です。

ネタバラシにはならない、簡単なキャラ別紹介、制作裏話などを連続公開していきます。

 

このコミックの主役はフランシーですが、非常識なくらいに純粋な彼女よりは、

周囲でああだこうだ騒いでいるお姉ちゃんたちの方が、個性と人間味が感じられて

感情移入しやすいかもしれませんね。

 

ですが、そのフランシーも、回を追うごとに、親しみが沸いてくれればいいなと願っています。

 

フランシーはダメンズ巡回者で、シングルマザーでもあります。

子供の父親、相手の男性は行方をくらませてしまいました。

お姉ちゃん達の警戒振りは並ではありませんが、

新しい恋人として現れたのは、予想を遥かに越えた、ダメ男とかのレベルですらない、

汚れた背広の、ずんぐりむっくりした、皮袋を被った男でした。

 

 

中村君 

 

袋の中身は中村君との事・・・

ひたすら想像力を膨らませる行動を取り続ける中村君です。

行動は限りなく怪しく、フランシーの話では優しい男性のようでもあります。

 

中村君の個人的事情で、二人は純愛状態が続いています。

 

名前は私の苗字から取りました、

他にも制作中の作品でもあるのですが、

汚れ役があると、中村とつけてしまう事が多いです。

彼が本当に汚れ役なのか?よくわからないところですが・・・

 

もし、長い連載だったら、フランシーと袋を被った中村君のプライバシー、

どんなお付き合いをしているのか、描いてみたかったです。

中村君はあまり喋りませんし、大人しい感じなので、フランシーは色々とリードしてきたのかも・・・

 

このコミックスは、警官の格好や、姉妹の家の外観とかは、

考証無視日本人が勝手に想像しましたイギリス風~になっていますが、

KTOOONZの漫画なので、人種、民俗とか文化とかがゴチャゴチャです。

中村君は昭和風の三畳間+板の間キッチンに猫と一緒に住んでいるようです。

BFがいきなり日本人で中村君だったり、そういう矛盾した世界も楽しんで描きました。

 

中村君についてはこれ以上語らない事にします。

 

 

漫画とは関係ない話ですが、

顔が見えない覆面姿とか、男性でも女性でも魅力が感じられる事が多いです。

現実でも絵の世界でもそういうの好きな人が沢山いるらしいですね。

最近PIXIVで知ったのですが、映画泥棒とかに萌えている人とかもいるようです。感覚はわかります。

仮面のヒーローと同じで、理想の想像力が膨らむのですよね。

 

私は現在、沢山の覆面さんが出てくるアニメを友人と一緒に制作中なのですが、

男も女も、覆面の人たちの顔を出すのを考えた末結局止めました。

アイマスクや化粧の人たちだけが素顔も見せる演出にしました。

内容がヒーローヒロインモノだったからもありますが、

顔を観せた途端、正義や悪の神秘も半分以上は失われてしまうのが感じられたからです。

 

因みに、益々漫画とは関係のない話になりますが、

すごい知り合いの方がいて、覆面左翼の集会に遊びに行って、

BLの妄想をしているそうです・・・腐女子もそこまで到達するとさすが!彼岸!という感じですね。

久しぶりに驚いた話でした。

あの人も・・・この人も…と、素晴らしい美形の同性愛者に思えるのだそうです。

「馬鹿じゃないの?」と友人に言われているようです。

多分中の人は、普通の結構歳のいったオッサンなんじゃないかと私は思うのですけど・・・

顔が見えないうちが花ですね。

 

私、こういう話を聞く時に、女性の美や可愛さへの感性の凄まじさを感じます。

オヤジとかも、もはや「可愛い」の部類にされたのだと思いますが、

既存の権威、政治的な抗争、何でも可愛いだとか美形だとか、性の世界、

それが何もかも包み込んでいきます。

最近、国家同士を擬人化して同性愛の話にしている女子もいるそうです。

私は女って凄いと思いました。

戦争しようが何だろうが、皆可愛くされて愛し合わされたりしてしまうのでしょうか。

 

「かわいーかわいー」って国際語になってきましたが、

どんなにおっかない世界を作ろうと、いつかは可愛い~で世界が呑みこまれるかもしれません。

 

・・・話戻って・・・

 

フランシーも中村君を可愛いと思っていることでしょう。

 

このシリーズは次回で終ります。

 

画像は、『夢見るフランシー』コミックより

(C)ソニー・デジタルエンタテインメント

 


携帯コミック『夢見るフランシー』キャラ紹介「フランシー」

2013-02-18 02:33:00 | 『夢見るフランシー』キャラクター紹介

 

サイト『ヒトコト』で公開中のコミック、『夢見るフランシー』。 

http://sonydes.jp/blog/2012/12/ktooonz.html

ガラ版、スマホ版、共に次回が最終回です。

ネタバラシにはならない、簡単なキャラ別紹介、制作裏話などを連続公開していきます。

 

このお話、以前もお伝えした事ですが、

元はこの企画、人形を使った写真劇で実現させようと思っていました。

セットを作る時点で挫折しましたけど・・・

それと人形は表情がないので、やっぱり面白くないかなと・・・

主役「フランシー」の名前は 、私が持っている、古い1960年代のアメリカの人形からもらいました。

ここ2年くらい?私のその時代の人形を集めています。

今は当たり前にある、着せ替え人形が、今の形に定着した初期のものなので、強いエネルギーを感じられて面白いです。

当時の製品は、下請けで日本で作られているものが多かったのも興味を惹かれました。

今はほとんどが中国や東南アジアで作られていますが、

50年も昔の日本製の方が今の製品よりも、細工が綺麗だったりします。

 

名前が同じというだけで、実際の人形とは何も関係ないのですが、

当時のファッションぽいものを描きたかった事から来るイメージと

何となく名前の響きが題名の「夢見る」と合うような気がして、使う事にしました。

 

 

 

四女フランシー

 

18歳のシングルマザーです。

小柄、、金髪碧眼、ピンクのほっぺがいつも輝いています。

大らかでありながら、繊細な精神を持っている、気遣いがありつつも、他人の事は気にしない、

矛盾した側面を、バランスよく持っている女の子です。

 

家の中では歳の近いサチコと仲良し。子供のころはいつも一緒に遊んでいました。

遊びを通しての姉サチコの空想世界をフランシーが楽しんでくれたから、

彼女はアーティストになったのかもしれません。

小さな二人が並べばとても可愛かったと思います。

タイプは違いますが、世間離れしているという面では二人は似ています。

 

服はMODファッション風にしました。

清楚な印象のフランシーですが、お洋服は結構とんがってます。

名前を借りたドールのお洋服もこういうイメージです。

 

姉達に可愛がられて育ったので、お人好しで、人を疑わず、惚れっぽく、

特に色恋に関しては頭も緩めなのか、何やら怪しい男性に、何度もひっかかってしまいました。

彼女はその都度、本気で愛情を注ぎ、裏切られたら真底悲しんで泣いたと思います。

ですが、何度痛い目にあっても、懲りずに、またほだされてしまう。

どんな事件も、どんないい加減な男も、

善意と愛情を信じているフランシーの心までを傷つける事はできないのかもしれません。

 

そして、母親似なのかもしれませんが、男の人が大好きなのでしょう。

物心つくころから女所帯で、父親の影がなかった事も理由の一つかもしれません。

そしてどんな男もその都度本気で好きになる。

そんな、滑稽なくらいに純情一途な女の子を描きたかったです。

 

「純情」・・・とか言うと、人は初めだけ。。。みたいなイメージがありますが、

私自身が人を見てきた限り、男性も女性も、純情な人、あるいは側面は一生純情です。

一生恥じらいや、ドキドキする気持ちを生きているものだと思います。

子供がいようが、それが浮気にあたろうが、一人と付き合おうが複数と付き合おうが、

シングルマザーだろうが、奥様だろうが、関係ないと思います。

というか、人に真底恋ができるというのは、

その人なりのタイプに忠実かつ正直で純情だからだと思っています。

 

人間、自分の純情さが、弱さや経験不足のように感じるのか、

どこかすれた自分、色恋なんか遊びよ!みたいな印象を強調しようとする処もありますが、

素敵な恋がしたいのだったら、いつまでも中学生みたいな、

何とも滑稽で無垢無防備な自分を大事にする強さを持つといいなと私は思っています。

 

学生時代にシングルマザーになってしまったなんて言うと、

男も女もあまりイメージに思われない処が、今でもあるのかもしれませんが、

私が実際に遭った、恐るべき若いお母さんとかは、しっかりして、とても純情な女性でした。

彼女たちに感じた印象もモデルになっています。

 

彼女は相手の「見た目」も極端に気にしないようですが・・・

これは、自分の中では、ある種、子供の時から持っている感覚を利用して描きました。

大人の社会的な脳、例えば「人間は見た目じゃない」「差別はいけない」とかとは

全く違う基準のように自分で感じているのですが、

子供というのは、無条件に見た目の美しい人が好きであり、

同時に、無条件に心の優しい人、性質の優しい人も好きなのだと思います。

後者を感じた時に、相手の姿は何も気にならない、気持ちの場所があると思います。

そして綺麗な人が実は意地悪だったなどに気付くと、悲しくがっかり思うものですが、

心の綺麗な人の見た目が綺麗じゃなくても、それはどうでもいい事なのです。

残念のようにも思いますが、私自身は、子供のころの方が、そういう感覚をより強く感じたように思います。

「中身が大事」「差別ダメ」みたいなせせこましい世間基準は、既に常識を知る中年世代にもなれば捨ててもいいですね、

無条件に見た目の美も心の美も感じて喜ぶ自分であるだけで十分だと思います。

 

フランシーの仕事は、介護士で、今はまだ見習い中です。

シングルマザーでも通える高校を卒業したばかり。

非常に子供っぽいようでもあり、達観しているようでもある、そんな不思議な女の子です。

 

 

画像は、『夢見るフランシー』コミックより

(C)ソニー・デジタルエンタテインメント