KTOOONZ BLOG

ktooonzのオシラセBLOGです。

夢なのにお金の心配…

2012-05-17 09:02:22 | 

 

…少し前に見た夢の記録から…

 

『夢のバイキング&バーゲン』

 

私は現実に仲の良い男性であるAさんと、バイキングレストランの中にいる。

夢の中で意識を自覚したのは、そこで見た凄まじいものに驚き、嫌悪し、抵抗してからだ。

それまでの二人が何をしていたか、夢の記憶は無い。

 

バイキングの会場は、とても広く、足元には水族館レベルの水槽があって、

ふと見ると、河豚かアンコウのように見えるグロテスクな大きな魚が、

口を大きく上に開いて固定されたまま、衣をつけられて、煮え立つ油のプールの中で

まだ生きて泳いでいるのだ。

 

美味しそうだとも思うが、あまりの残酷さに

「ひどい!何でこんな残酷な事を!」と騒ぎ出してしまう。

隣には別の大きな魚が、衣をつけたまま、泳いでいた。

 

ただし、まだ生きているとはいえ、どうせ魚は死んではしまうだろう。

そしてここはレストランなのだ。魚も食べる店だ。

私は感傷的にカマトトっぽく騒ぎすぎてはいないだろうか?

自分だって魚の揚げ物を食べているじゃないか?

そういう自問自答も同時に感じていた。

 

するとAさんは、騒ぐ私の言葉なんか全く聞いてもいなかったのように、

どこかからモリを取り出して、目の前の2匹の揚げ物を楽しそうに突き刺して、

自分の皿のような籠のような入れ物に入れた。

 

魚は死んだのかもしれない。

 

何とも主体性がないと思うのだが、

私はこれで良かったのかなと急に思ったりする。

 

Aさんは無言だが、変わったレストランに夢中の感じに見える。

私たち二人で、その2匹を食べられる量なのかすらわからないのに、

花道のような細い足場を挟んだ、隣の水槽にイキイキと目を光らせている。

 

隣の水槽は油でなかったのかもしれない。

 

魚達に衣はついてないので、どんな魚なのか良くわかる。

ただ、全て現実には見たことの無い魚に見える。

私は、こんなに食べられない、とは感じている。

Aさんはお腹がすいているのだろうか?現実の食べられる量を超える魚を取ろうとしているようだ。

 

2匹モリでさし、籠のような皿のような入れ物に入れる。

魚は軽く30センチくらいあるのだ。

 

でも、私も、美味しそうだ、どんな味がするんだろう?と

興味が沸いてくる。

 

目の前に30センチはあろうかという、大きな紫の金魚(身体が丸っこいタイプ)が泳いでくる。

淡水なのだろうか?人間が手を入れて造った魚だろうか?

 

「これも取りなよ」

 

さっきまで残酷だと騒いでいたくせに、もうこんな事を言う私・・・

Aさんは網で金魚をすっとすくって皿籠みたいなものに入れた。

(この入れ物の形態の記憶はありません、夢の中でも変わったものだと思いました)

彼はその後、見た事もない海の生き物のような魚を取っていた。

 

私は急にお金が心配になる。

 

とても豪華なレストランだと感じてきた。

客も優雅に見える。(今思い返すと実際はそうでもなかった)

私もAさんも貧乏だと思う。

こんな見た事も無い魚をすごい設備で出すレストランで大丈夫なのだろうか?

でも、Aさんは目の前で魚を取っているのだから、

大丈夫だと判っていて取っているのだろう。

いやでも…彼のことだから、そういう現実的な判断はあまり期待できないかもしれない。

 

私は食べなければ大丈夫だろうか?

でも紫の金魚は、私が取れば?と進めたし、私が食べたかったのだ。

それに最初の揚げ魚だって美味しそうだ。

後のことなんか気にしないで、この経験を逃さないほうがいいだろうか?

私のお金が足りなくてもAさんが奢ってくれるかもしれない。

 

こんな事を思っている厚かましい私。

お金の心配は少し消えていた。

 

バイキングにはジュースもあるらしい。

珍しい、特別な、良い果物を、その場で自分で搾れるのだ。

 

「手絞りのオレンジジュースにしようよ」

「いいね!」

 

二人はそんな会話をしている。

 

果たして飲み食いはしたのか。

初めてのご馳走のエクスタシーは記憶から消えたのかもしれない。

 

その後、同じ会場の奥だったのか、

私は海外の物と思われる、洋服やウール地のぎっしり吊るされた倉庫のようなブティックにいる。

 

そこには比較的最近知り合った年配の夫婦もいた。

 

何となく、レストランも服の売り場も、ツアー旅行のような一環に含まれているような気がしてくる。

 

皆むさぼるように服や布をバッグに入れていく。

Aさんも服を物色しているようだ。

 

全てがそうだと思わないが、素晴らしい服もある。

ウールは見た事もないくらい美しく感じる。

でも、私はノロノロしている。幾つかは是非欲しいとは思っているのに、

代金が気になっている。でもその場をウロウロと見ている。

 

「あなたも選んで買えばいいのに?」

 

誰かにそう言われているような気がしている。目が覚める。

 

 

夢はタダです。タダなのに金の心配をしている、何とも滑稽な私・・・

ついでに言うと、夢は無制限なので、量も関係がありませんね。

きっと、いくらでも持てるし食べられるのでしょう。

そもそも私は自分が幾ら持っているのかも知らないわけなので、

この心配は何の現実的具体性すらもありません。

 

夢で心配してしまうほど、

結構お金の事を考えて(意味の無い心配して)いるのだなと思いました。

 

お金の事を意味無く心配するのにエネルギーを使って、興味のある事にもカマトトぶって、

楽しめる現実を自ら楽しんでない…経験ができない…

そんな自分も、おそらく現実上にこそいるのでしょう。

行動の前に、意味の無い心配が先に立って何もできないかのような、

とてもナンセンスな気がしてきました。

 

面白いけど、私のナンセンスでみみっちい心配が残念な夢でした。

 

画像は、イラスト『ムシノユメ』

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