久保山酒店 BLOG

全国の地酒と焼酎を蔵元直送にてお届けする静岡の地酒屋「久保山酒店」の三代目店主のブログ。超最新、超新鮮な地酒情報を掲載!

【薩州宝山(さっしゅうほうざん)三段仕込み】正式に発売開始!!

2010年10月07日 14時32分56秒 | Weblog
薩州宝山 三段仕込み

本格的に発売開始です!

西酒造の新たな新ブランド!それが【薩州宝山】

土に感謝。人に感謝。心に感謝。



瓶の奥に見えるもの

本格焼酎の持ちうる価値とは、いったい何なんだろう?
宝山が導き出したその一つの答えが『土』です。
それは大地に根ざす文化であったり、風土そのものなのです。

本格焼酎には、原料となる芋と米が必要です。
その基盤には太陽が燦々と輝く薩摩の大地に、しっかりと足をつけ、芋作り、米作りに携わる農家達の姿があります。
農家さんが一生懸命耕した土の中で育まれる大地の結晶は、どれもみな大きく、そしてヘタを切りやすいように形が整っています。
そこには、より旨い焼酎を造るために研究を欠かさない、芋農家さんの努力と情熱があります。
米についても同じです。
契約農家さんが土を作り、そして我が子のように苗を育てる。
5月に植えられた苗は、秋になると稲穂が実り、薩摩の一角は黄金色に輝くのです。
収穫されたお米は、玄米のまま蔵に運ばれ、適切な温度に保たれた米蔵の中で出番を待ちます。

朝、蔵に一台のトラックがやってきます。
その日に仕込む分だけの芋を農家さんが掘り起こし、そして持って来るのです。
これは焼酎蔵では見慣れた光景です。
しかし、宝山の蔵には、他では見慣れない光景があります。
それは、その日に仕込む米を、蔵人が自分達で精米するのです。
この光景は、今までの焼酎蔵の常識では考えられないものでした。
ですが、主原料である芋は蔵人達の手で丁寧に処理をするのに、米の処理は自分達でしないのか?そう考えると当たり前のようでもあります。
米も大事な主原料の一つ。
信頼できる、そして焼酎造りを共に語り合える農家さんが、汗を流して育て上げた米を、自分達の手で丹念に精米し、仕込む。
蔵人は、より旨い焼酎を造る為にはどうすればよいのか考えました。
その答えは、今までの常識を大きく覆す事かもしれません。
しかし、実にシンプルな答えだったのです。

焼酎瓶の中に何が見えるのか?
ただのアルコールと言う液体なのか?
そうではありません。
その向こう側に薩摩の風土や、そこで命を育む農家さんの姿があり、そして大地から芽生えた命を、酒精へと昇華させる蔵人の情熱があります。
『薩州宝山』は、西酒造がそこまで明確に見える体制を整える事ができた記念に生み出された一本です。
まだこの新しい挑戦の息吹は芽生えはじめたばかりです。
この挑戦が、やがて根を張り、そして大きな実を宿すために、蔵人と農家さんの探求の日々は、終わる事はありません。


三段仕込みとは?

芋を3回にわけて段掛けすることにより、じっくりと丁寧にモロミを仕上げました。
三段仕込みならではの芳香は香り、舌の上に広がる十分な甘さとトロトロ感が味わえます。


●薩州宝山 芋25度 1・8L 1900円 900ml 1000円(通年発売)


最新の画像もっと見る