ひと月も前の話ですが、気になっているので。
毎年 賑わう「長崎くんち」に出かけると、必ずながーい列が出来ている出店が何軒かあります。決まって売っているのは、同じ九州にある太宰府名物の「梅が枝餅」。太宰府なんて、そんな遠くないのに なぜか長崎のお祭りでも皆さん並んで買っていきます。
そう言っている本人が、今年は並んでみました・・・(昨年は待ち時間の長さに、諦めた経緯あり)。この列の最後尾に並んで待つと、10個パックを買うだけなのに 40分以上もかかりました。
梅が枝餅マニア?のカミさんによると、本場の太宰府に構えているところが出店しているのはわずかで、彼女は年に1度しか来ないのに、その店長(おじさん)やおばさんの顔を憶えているとのこと。で、今回も「なじみ」の店を選んでもらい、並ぶのと購入役がボクに廻ってきたわけです。そう説明されて、いろんな梅が枝餅ショップをみるとかなりの店が「梅安餅」だったり、店頭で粉から作っていない「冷凍梅が枝餅」だったりして、感心してしまいました。
ついでながら店長さんが言うには、「梅が枝餅組合が卸している特別な小麦粉」は太宰府で組合員でないと扱えないそうで、そのこだわりを見抜いてクレーという感じでした。もちろん店頭では、カミさんのマークしているおばさんが、押し寄せる客の列の長さを見ながら、餅をこねたりアンを入れたりしていました。
ところで、「なぜ梅が枝餅なのか?」ですが、怪しげなメニュー(串焼きやお好み焼き)を買うよりも、定番で安心できるからということと、冷めても美味い(それにレンジでチンできる)ので、自宅への土産に最適ということが 考えられます。
ちなみに次の大イベント(長崎の)は、2月のランタンフェスティバルになりますが、このときは寒すぎて粉から作れないからなのか、店の方が出店をしないようです。
偽装ばやりのこの頃ですが、安心して食べられるものをゲットするには、苦労が付き物だと身をもって勉強しました。
通は知っているそうです。
のれんが梅ゲ枝餅と書いてあっても、梅の紋が違ったり。
梅○餅なんてとこも。
いつも行列ができるお店は同じようです。
よぉ。覚えとるねぇ。
今度は本場の大宰府で食べてみましょうかねぇ。
なーるほど、どの世界にも通=専門家がいるのですね。
太宰府を見習って、長崎も「カステラ」以外に県外で行列を作らせるような手軽なお菓子が出てくれば、リピーターも増えるかなーと思ったりします。