閉館時間が迫っていたので、3時のおやつはキャンセルし、東洋館へ急ぎました。
館内には日本以外の、アジア(エジプト・ギリシャまで?)を代表する文物が所狭しと並べてあります。
1階で出迎えてくれるのは、なんとミイラ(1体ですが)。大英博物館やルーブル美術館でしかお目にかかれないと思いこんでいたので、ビックリしました。他にも世界史の教科書に載っている仏像がずらりと並んでいます(ただしスペースが狭すぎ!)。NHKの「シルクロード」で紹介された、楼蘭(ロウラン)から発見されたという人物もあって、見入ってしまいました。東洋館はスペースに限りがあって、「薄く広く」を目指している?のか、外国の博物館のように「これでもかー!」という畳みかける展示にはなっていません。それはそれでいいのだと思いますが、展示品を解説する「ポップ」に、「重文」「国宝」と記載するのは止めて欲しいと思いました。国立骨董品館ではないのですから・・・。
とうとう閉館20分前になってしまい、本館には入れず終い。仕方なくその「帝冠様式」だけ拝見させて頂きました。ここに日本の宝があるのでしょうが、それはまた今度。貴重品を納めていながら、こんなに気安く入れる博物館が国内にあること自体ビックリして、上野の坂を下りました。
あれこれ用事を済ませてホテルに戻ると、もうウクライナ戦が始まっていました。窓から見える夜景がきれいで、立地も優れているこのホテルは使えるなーと思いながら、スペインにボロ負けしているウクライナを応援し続けました。ちなみに朝の風景はこんな感じです。