今月、ずーっとBLOGから遠ざかっていたので、久々の更新になります。
2021年10月末から始めた「読書メーターhttps://bookmeter.com/」での読書の記録。
先月、10月のまとめです。
今頃?って感じだけど、やっとやろうかなという気分で
2024年10月の読書メーター
読んだ本の数:5冊
読んだページ数:1530ページ
ナイス数:131ナイス
■みんなのためのルールブック ―あたりまえだけど、とても大切なこと
昔子供たちに買った本、絵本は知り合いに全部譲ったと思ったら数冊まだ残っていた。その内の一冊、、読んでいなかったので読みやすいのでなんとなくサクッと読んでみた。
大人でも知らないかもしれない、気にしていないルールもあったり、とてもいいことを言ってる、気付かせてくれる、最低限のマナー、大切なことを教えてくれる。1ルール1ページ+簡単な説明やイラスト1ページ、日めくりのような感じで読める。ルール44~50はとても大事。きみのなれる、もっともすばらしい人間になれ(ルール50)、「なろう」じゃなくて「なれ」。
読了日:10月07日 著者:ロン・クラーク
■じい散歩 (双葉文庫 ふ 22-03)
初読み作家さん。表紙のイラストが楽しそうで、じいさんの楽しい散歩の話かと思ったら、明るい家族小説。
89歳の新平が主人公。妻は88歳で認知症の兆候、息子3人は独身、長男は実家に引き籠り、次男は自称長女(おねえ)、三男は好きな事のために新平に借金三昧。自立できない息子達を抱えた高齢者夫婦で問題だらけでも新平が元気で悲壮感はなく、はちゃめやな中に絶妙なバランス。
都心の外食付の散歩は楽しそう、それも毎日、羨ましい!
いくつになっても生活の張り合い、情熱を傾ける楽しみ、健康、丈夫な足腰、どれも大事と再認識。
読了日:10月07日 著者:藤野 千夜
■うちの父が運転をやめません
高齢者の免許返納問題を軸にした社会の高齢化、地方の過疎化を優しく描いた家族の物語。
車を運転しない方がいいとわかっていても生活のため車が無いと無理っていうのが田舎の現実。我が家もそんな田舎町だし、あと10年もすれば他人ごとじゃない問題。免許返納問題だけでなく弱者にもっと寄り添った優しい社会になってほしいなあと思う。生活するための高齢ドライバーはこれからどんどん増える、日本全体でもっと考えていくべき課題。垣谷さんらしく楽しいドタバタ感でお話は上手く行きすぎ感だったけど楽しく、終わり方も素適ですっきり。
読了日:10月19日 著者:垣谷 美雨
■かがみの孤城
辻村さん7冊目。2018年本屋大賞1位。ずっと気になっていた作品で期待大。生きずらさを抱えた中学生7人が光る鏡の向こうで自分と向き合い、友達と向き合い成長していく話。途中までは普通かな?って感じだったのが気が付いたら引き込まれる面白さでページを捲る手が止まらない。リアルでシリアスな生活と鏡の中のファンタジーな描写、若者向けというか子供向けのミステリー具合が丁度良い。オオカミさまの正体にグッと来て、エピローグで喜多先生に感動、伏線回収が心地よい。エピローグはもう少し長ければなあ、みんなのその後が気になる。
読了日:10月27日 著者:辻村 深月
■八月の御所グラウンド
第170回直木賞。異界京都ならあるかもしれん?少しファンタジーな要素が溶け込んだスポーツx青春の2編。直木賞とは思えない軽いタッチですらすら読めた。
タイトルの方は映画「シコふんじゃった」と「フィールドオブドリームス」を掛け合わせたような不思議な草野球大会の話。過去と現在がシンクロ、沁みるようで味わい深い読後感。でも「十二月の~」の方が好き。京都で行われる全国女子駅伝大会、ピンチランナーとして前日にアンカーに抜擢された超絶方向音痴の女子高生、坂東。「右か左か?」無事走り切れるのか?青春の爽やかさが最高!
読了日:10月31日 著者:万城目 学
貴重な時間を費やし最後まで読んで頂きありがとうございます。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます