門前の小僧になりたいくらげ

学究的な空気に憧れて専門家の周りに出没しては雑感を綴るブログ。化石鉱物系がやや多し、の予定。

ムスカリの種子〜2018.05.17〜

2018年05月17日 | 日記

 

 ムスカリ(学名Muscari)の種子。春先に花壇の端っこでよく見られる紫色のブドウみたいな花、アレです。息子その2がせっせと集めていたのでシャーレに入れてみました。ひとくちにムスカリと言ってもかなりの種類があるらしいのですが、我が家の場合意識して植えたわけでもなく、いつの間にか我が家に居着いた花なので詳しい種名まではわかりません。種子だと地蒔きもしくは鉢植えが主流のようで、球根からだと水耕栽培もできるようです。秋〜冬になって忘れていなかったら試してみても良いかなあ。


クリスマスローズの種子〜2018.05.16〜

2018年05月16日 | 日記

 株を消耗させないようにと例年は早々に花殻を切り取っていたのですが、今年はなんだかバタバタしていて、気がついたら種子ができていました。実生のクリスマスローズは育てるのが難しいとちらっと聞いたこともあるのですが、、、。どうしようかな。

       ←こんな感じ。茶色くなるまで置いといたの初めて。

 


師崎層群の化石〜2017.12.03愛知県知多半島〜

2018年05月15日 | 古生物学・地学

 自然公園指定などを理由にその大半が国や県の保護下に置かれる知多半島。当然化石の産地も保護区域内であることがほとんどです。したがって化石採集できるかどうかはある種の賭けだったのですが、幸いなことに下調べしていた保護区域外で転石を採集できました。違う場所でカニ石(=チタスナモグリなどを核に含むノジュールの地元での呼称)っぽい石がゴロゴロしている浜もあり、すごくすごく拾いたかったんですが、そこが(拾うのもダメなほどの)保護区域内かどうかわからなかったので今回は泣く泣く断念。やっぱり事前にもっと調べておくんだったと思うものの後悔先にたたず。でもまあ、一応成果はあったので、今回のノルマは達成、かな?このまま放置しておくのは化石に申し訳ないので、クリーニングしてから博物館に聞きに行きたいのですが、明らかに化石を含んだ物は息子その1の所管なので、くらげびとは手を出せません。。。早くクリーニングしてくれ!そして改めてくらげびと所管の知多半島採集物を観察してみたんですが、、、これは化石じゃなくて石だろうなあ、やっぱり。


師崎層群の断層観察〜2017.12.03愛知県知多半島〜

2018年05月14日 | 古生物学・地学

 知多半島にある師崎層群は新生代第三紀中新世前期から中紀(約1800万年前〜1500万年前)に堆積した地層と言われています。また、知多半島には初神断層や大井西断層、大泊断層など幾つかの有名な断層がありますが、くらげびとが今回立ち入ることができた海岸にも小規模断層がありました。スケールになるものを置いていないのでわかりにくいですが、写真上部に見えているひょろっとした根っこの長さが大体50−60㎝と思っていただければおおよその規模がご想像いただけるかと思います。

「大地の動く力ってすごいよね!」

断層に最初に気づいた息子その1がしみじみと言います。そうだねえ。本当にそう思うよ。

 

 

参考:「師崎地域の地質」 昭和62年 地質調査所


河岸段丘の海蝕部を探して〜2017.12.03愛知県知多半島〜

2018年05月13日 | 古生物学・地学

 知多半島では河岸段丘の海蝕部が観察できます。とは聞いていたんですが。どこが河岸段丘部かわかりません。段差はいっぱい見られるんですが、本当にこれで合ってるの?っていう。。。つくづく思うんですが地学的な見方というかそう言う能力が欲しいです。んで、写真は段丘かどうかは定かではないけれど、海蝕部には違いあるまいと撮った海岸。岸壁(地層と表現すべき?)が直接波に洗われています。