ほころびを繕いながら・・・手元は忙しくカヤカヤ紡ぎ・・・
端切を器用に解きほぐして・・・無い物ねだりにならないように・・・
身の回りをそれぞれ頂き・・・ようやく身繕いは整い始める・・・。
委ねる雲の流れから・・・季節の風を想像して・・・
殺風景な田畑に影は立ち・・・硬いつぼみに爪を立て・・・
風が立つ頃合いを見定めながら・・・今年の値踏みを指折り数えて行く・・・。
晴天に、両手を上げて恋しい雨を祈り・・・
謎解き博打の恋心と・・・移ろい脆い遊び心に・・・
節操無く祈る願いは天を仰ぎ・・・八百万の神々も・・・
せわしく集まり・・・よもや話しに色を咲かせ・・・
心地よい風に足を乗せて・・・宵々遥か彼方へ。