暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

小寒

2025年01月06日 | 古民家
 凍えるには程遠い・・・花春の陽気から・・・
凍雪にくるまれた暮らしを過ごし、嘆いて・・・
紅い温もりに借りた、痺れる夢の続きを想い出しながら・・・
濡れた頬を拭う優しさは・・・
ささくれた痛みを携え・・・流れた寒さを庇いながら祈りつつ・・・
枯れて待ち望む・・・春の日差しが潤い始める・・・。

カラリと体に吸いつく冷たさが・・・
暮らしの奥底に沁みついて・・・町家の深い軒と重い庇は頭を下げ・・・
静かな時を構えては・・・
行き着く人を迎え・・・受け止めうろたえて・・・
人が生れて初めても・・・様子が町を造り変えて行けば・・・
息づく答えに正解は無いと気付くまで・・・
永遠の続きは繋がるばかり・・・。

きめ細やかに流れる髪が鳴いている・・・
瞳に移る景色を追いかけて・・・
涙の意味は知れないままに明日を迎えれば・・・
唐突に入れ替わる心の内に・・・広がる淡い想いは振り返り・・・
幼い目を見て話した戯言も・・・
ホントの意味を忘れたように笑いかけ・・・
繋がる昨日が明日になれば・・・潤んだ心は空の上・・・
次の世代に恋をして・・・
溶けて消えかけた・・・想いは次々生まれて続く。



コメント
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