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筑波山梅林に咲く萩の花
9月15日、筑波山の梅林駐車場 (現在修復工事中なので、右の土手の上の
空き地 )に車を止めて、梅林の中を登って、大駐車場に抜け、ケーブルカーで
御幸ヶ原に上がった。
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萩の花で扱蜜するツマグロヒョウモン・タテハチョウ科?たぶん 自信なし
この蝶は、本来南方系と言われているが、温暖化のせいか筑波山でも
よく見られるようになった。
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梅林から大駐車場に抜ける遊歩道でヒラヒラ飛んでいた蝶
岩に止まったので写真に撮った。頭が赤くて白い筋模様がある
どうやらホタルガ・(マダラガ科)らしい 手持ちで撮ったらボケた
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ツクバトリカブト・キンポウゲ科 ヤマトリカブトの亜種
登山道の脇にあったツクバトリカブトは、踏みつけで数が減った
御幸ヶ原に出ると、強い光が差し、残暑の厳しさが身にしみる
華やかな山ガールのグループが賑やかに登っていく。
今年も無数のトンボが舞い、見下ろす真壁の稲田が黄色に染まっている
遙かに加波山に連なる峰の上で、風力発電の羽根が緩やかに回っていた。
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ジャコウソウ・シソ科
花の盛りは過ぎて、ジャコウソウの花がいくつも散っていた。
茎や葉を揺すると、芳香がすると言うが、私はどうも良く判らない
男体山の周りを一周する自然研究路は、場所に寄って植生が異なるので
植物観察には楽しい場所なのだが、近年猪豚と言われる繁殖力の強い
猪が増えて、遊歩道の脇は、見るも無惨に荒らされている。
日光は鹿で、筑波山は猪で野草の激減が続いている。
噂によると、猟のためにイノブタをわざと放したとも言われている。
野草のみならず、麓の田の稲や畑の野菜にも被害が及び、棚田の周りは
電気柵を回したりして大変な労力を費やしている。
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キバナアキギリ・シソ科
以前は腐るほど有ったのに、猪の掘り返しで数は少なくなった
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上唇に沿って花柱(雌しべ)が突き出し、先端が二つに分かれている
雄しべは4本有って、上唇内の2本は花粉を出し、下唇の基部にある
2本の雄しべは花粉を出さないという。
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オクモミジハグマと花アブ(たぶん)
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ツクバネの実
これくらいの大きさになると、突く羽根に見えるよね。
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ツルニンジン・キキョウ科ツルニンジン属
もうほとんどが散っていて、萼だけが残っているものが多い
ようやく一輪、残り花を見つけた。
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失礼して中をのぞくと、アッリャ蟻さんがかぶりついている。
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レイジンソウ・キンポウゲ科トリカブト属
以前、筑波山の観察会で「アズマレイジンソウ」と教わった記憶が有るが
確信が無いので母種のレイジンソウで紹介する。
これもイノブタの掘り返しと、生育地の崩落などで数は少ない。
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オオナルコユリの実
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蝶さんが2頭、子孫を残すため奮闘中だったが、飛ぶと1頭が
ぶら下がったまま飛ぶ
何しろ逆向きにつながっているので、2頭で同じ方向に飛べないのだ
驚かしてゴメン
でもぶら下がっていたのはどっちかな