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タチガシワの花のアップ・城里町御前山にて9日撮影
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同上
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開花の過程を示す様な花、蕾からだんだん開いていく
様子がわかる。
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タチガシワの全身・タチガシワ(立柏)・ガガイモ科イケマ属
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ラショウモンカズラ(羅生門葛)・シソ科ラショウモンカズラ属
開花後に地上を這う走出茎を出すのは以外と知られていない
それが葛の名前の元になっている。
羅生門という名前は、渡辺綱(わたなべのつな)が、羅生門で
悪さをする鬼の腕を切り落とし、持ち帰ったという。
その鬼の腕に、花の形が似ている事が由来
渡辺綱は平安中期の武士・源頼光(みなもとのよりみつ)の家臣
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ラショウモンカズラの正面から
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正面のアップ・下の唇がよく発達して毛が生えている
いずれも城里町御前山にて9日撮影
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以前紹介したテンナンショウ属の雄花の特徴である
包の合わせ目の穴、ここから昆虫は脱出する。
穴と言うより隙間なのだが、これはよく利用されたと
見えて、穴状になっていた。
雌花には この穴がないので、昆虫は脱出できず頓死する
その代わり暴れ回って花粉を雌花につけまくる
雌花の恐ろしい戦略だ。おのおの方ご用心めされよ(笑)
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ギンリョウソウ(銀竜草)、別名ユウレイタケ
イチヤクソウ科ギンリョウソウ属
腐生植物ではなく、菌根植物で、根に菌根を宿して
共生する。
自分で栄養をとることができないので、菌から養分を
貰っている。
葉はうろこ状で、多数茎につく。
傷ついたり、乾燥すると、すぐ真っ黒になる。
蕾や開花したときは、花が横向きであるが、果実は上を向く
全体が白色で、透き通るような美しい色をしている
陰湿な林内に生える多年生の草本である。
ビタミンB1の破壊酵素を多くふくんでいる。
従来、ギンリョウソウと言われたものに二種がある
1.春から秋に花が咲く、子房が柱頭まで続き
熟すとみずみずしく、つぼのようにふくらむ
これを「マルミノギンリョウソウ」と言う
2.秋に開花し、子房と柱頭が区別できる
長形で熟すと乾き、上部から口を開いて種子を出す
こちらは「アキノギンリョウソウ」と言う。
「新訂図解植物観察辞典」より引用
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これは自生ではないが、筑波山のケーブルカー山麓駅で
桜の木に着生させたセッコクが咲いていた。
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セッコクの花
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カタクリ園の中でヒイラギソウが開花を始めていた
昨日、病院に行った後、午後から筑波山の御幸ヶ原に
大和草の撮り直しに行ったら、天候が急変して
ケーブルカー山頂駅で、雷注意報を放送した。
先日の竜巻の事があるので、御幸ヶ原にいた
小学生の団体や工事関係者なとが一斉にケーブルカーで
下山した。
私も一緒に下山して、車に乗り込んだら雷が光り
雨が降りだした。
間一髪セーフである。
先日の竜巻被害については、国土地理院が航空写真を
公開している。国土地理院の航空写真
写真が表示されたら、写真の上をクリックしてね
拡大されるよ
長い間,名前が分かりませんでしたが
「タチガシワ」とわかりました。
奇麗な写真に見とれてしまいました。
有り難うございます。
コメントありがとうこざいます。
この花、以前は筑波山のキャンプ場にも有り、その時
初めてタチガシワという名前を教えて貰いました。
その後その株が見えなくなり、じっくり写真を撮りたいと
探し回り、御前山の観察会に参加してここに有ることが
判りました。
観察会の時は咲いていなかったので、咲くのを待って
撮りに行ったという訳です。
地味な花ですが、面白い花の付き方が良いですね。
ピントがイマイチの写真ですが、itotonbosanのお役に
たてて何よりです。
コメントありがとうこざいました。