![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/51/78812931c2bdad841cc9969dce8fb997.jpg)
樹上の地衣類 サルオガセなのかな?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/0b/34/26de42157e62c6e86e61fa3e52c1a408_s.jpg)
急斜面の上部は、石の多いザレ場で油断すると滑ってしまう。
その先は、笹と樹林帯の登山道で、日陰も有りホッするが、段差や木の根もありゆっくりと
登る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/8a/9063e7509584df1dd7d5b85b9e804eb8.jpg)
木漏れ日に真っ赤なゴゼンタチバナの実が光り
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/fe/74dc94553429007ea1c9e1b7d254a717.jpg)
草むらにはエゾリンドウの花が開いて、つかの間旅人の心を和ませる。
「西大巓には花が無いと言っていたけど、結構有るじゃない。」
花友が嬉しそうに言う。
樹林の彼方に、ムシカリの赤い実も沢山覗いていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/94/d0a84a51184b26335990981f40ba5cf9.jpg)
樹林帯から一旦抜け出してジグザグに登ると、登山者に倒されたエゾリンドウの花が
道ばたに倒れながらも精一杯花を開いていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/87/522e11a2ea4a785eaafd63cd82db6bf5.jpg)
やがてうっそうと笹が生い茂る樹林帯の道を、押し分けるようにして登ると、そこは尾根の
ピークで、先に登った花友が、後ろを指さして「後ろを見て!」と叫ぶ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/4b/1d6e1ef6a2e411bfce5507977e5ca890.jpg)
ピークに登って後ろを見ると、1818.6メートルの磐梯山が遮る物も無く見えていた。
前には小野川湖の湖面も覗いている。
ピークを越えると、一旦なだらかになるが、再び日差しの強い登りになり「木陰が有ったら
休もうよ。」と私は頼んだのだが
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/65/986a86c32535c5dab503870e8f8a5d3a.jpg)
なかなか日陰が出来るような大きい木が無く、有っても道が細く休むスペースがない。
私のシャツは汗でベタベタになり、二本目のペットボトルも残り少なくなっていた。
内心、これはまずいなーと思ったのだが、弱音を吐くわけにはいかない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/b3/1e25108f9b187d13cc8e774964d07adc.jpg)
見上げると山の上にポッカリと白い雲が浮かび、抜けるような青空が広がっていた。
が今はそんな事を楽しんでいる余裕がない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/bc/e0da501a93f69bc4ea23fa5d6a72238b.jpg)
右には西吾妻の最高峰で百名山の西吾妻山2035メートルのたおやかな山頂とそこに続く
登山道が見えていた。
(えー毎度の事ですが、写真の中に見える点は、ゴミではなくトンボです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyob_hat.gif)
)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/40/cecb00e5cfb52f5c07de81c9adc1c518.jpg)
右下の笹原の斜面には、エゾリンドウと思われる花が沢山咲いていた。
「側に行けないのが残念ね」花友が言う。
そして先ほどの登山道を、西吾妻山からこちらに向かって登ってくる登山者の団体が
見え隠れしていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/24/1c3c48dbac1ebf80a02d7edef4a20611.jpg)
私がたびたび立ち止まって水を飲んでいる間に、花友の二人は山頂直下まで登ってしまった
マイペース マイペースと自分に言い聞かせて登る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/54/8beb47ccbc18886648511272c4c641f8.jpg)
花友はすでに頂上の一角にたどり着いたようだ。
私も何とか登り切ると、すでに多くの登山者がグループごとに屯していて、思い思いに
弁当を広げていた。
花友は中央の石の上に並んで、ザックを広げていたが、私はこんなカンカン照りの下では
やばそうだったので、西の登山道の木陰を探してレジャーシートを広げた。
コンビニで仕入れた凍らせたアクエリアスは、すでに氷はとけていたが、冷たさが残っていた。
それで一息つけた。
時計を見るともう午後の1時に近かった。
スタミナを付けようと買ってきたショウガ焼き弁当は失敗で、暖まって匂いが鼻につく。
例によって朝漬けキュウリをほおばり、最後に定番のフルーツミックスゼリーのカップを
開けるとようやく人心地がついた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/e3/24f70d3bc24aa1784e88bc1d9a8a34d6.jpg)
山頂に戻ると、団体の登山客で賑わっていたが、私は廻りの写真を撮ることにした。
これは山頂から見た西吾妻山方面、避難小屋も見えているし、左に天狗岩も顔を見せている。
天狗岩で少し尖って見えるのは吾妻神社かも知れない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/e8/0be9a40dedb59a6ffe4cdfba0ef0c84a.jpg)
こちらは山頂から見る安達太良山方面、噴火口の沼の平が白っぽく見えている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/ce/c9da08b3e09406069fa83f188786705a.jpg)
山頂から南方面の写真・磐梯山を見下ろす
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/43/d811e34e9f7f450a1ee29af5f13c2986.jpg)
山頂から南西方面の写真
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/34/e7270a3f0c188d1b4047ba7ee4a4766a.jpg)
山頂から西方面の写真、樹木にジャマされてイマイチ、北方面も樹木が有ってよく見えず。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/fc/e110d347c433b495ebf69d513f088a42.jpg)
花友が外の登山者から教えられたと言う雄国沼の湖が見えると言うので撮った写真
中央の山のへこんだ所に、雄国沼の湖面が見える。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/ea/9bb22e1a4852b4b2bdb6d9d898682ab4.jpg)
写真を撮っていたら、またもや蝶が飛んできて地面にとまった。
前にも撮った様な気がするが「キアゲハ」だったかな、自信なし。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/2b/c5c8659de79423bdc901133ca36af866.jpg)
安達太良山をバックした花友
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/fd/e894b83161c28b83aab31e8b74a43bf1.jpg)
磐梯山を入れてハイポーズ なんて記念撮影している。うー若い(笑)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/17/ae9f8810798557752055bd80c94457d1.jpg)
それじゃ てんで私も記念撮影、年寄りらしくドッカと座ってね。
幸いなことに顔が暗くて見えないのが良いよね。爺の顔なんぞ見てもね。(笑)
(黒いのはトンボね)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/c5/bef0396f3653e41c0726942bbbf363cf.jpg)
午後1時40分頃、山頂に別れを告げて下山開始、2時40分頃には、ザレ場の急斜面のお花畑
に到着した。
疲れていても、やはり下りは早い。
3時前に山頂駅に到着、売店でアイスクリームやかき氷に飛びついた。
帰りはグランデコのホテルに寄って、日帰り入浴に浸かった。
ゴンドラリフトの券に割引券がついているので持参すると安く入れる。
朝は思わぬハプニングで天元台に行けなかったが、近場のデコ平にしたので、時間にも
ゆとりが出来て、かえって良かったかも知れない。
終わり。
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いまだにパソコンと悪戦苦闘中、なかなかブログが書けません。
スタンバイディスクという、丸ごとバックアップソフトを使って、HDDを入れ替えたのですが
突然電源が落ちて再起動するという症状が起きるので、OSの修復インストールをするか
悩んでいます。
全部バラして再組み立てすれば良いのですが、スイッチ類の配線の極性を合わせるのが
老眼で見づらく、躊躇してしまいます。
そんなわけで、調子を見ながら書いてますので、時々間が開きますがお許し下さい。
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北海道の大雪山では、初冠雪と紅葉が同時に見られるとテレビで放送されましたが
日高市の巾着田のヒガンバナもようやく見頃になったとか。
秋の便りが届くようになりましたね。
日光の男体山の山頂ふきんでも、色づきが始まったとビジターセンターに書かれています。
皆さんどちらに登られますか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/91/39609749b5a7d89a06a6765e06a89183.jpg)
大荒れの大雪山・旭岳 このとき前夜に初冠雪で当日は強風と雨だった。
友人の一人が迷子になり、捜索隊が出る騒ぎになった。
発見出来なければ、凍死するか熊に食われるか、午後の6時を過ぎると真っ暗闇。
山麓の詰め所で待機する間、不吉な事ばかり考えていた。
7時過ぎ、無線で発見の報を聞いたとき、友人4人と飛び上がって喜んだ。
かえってきた友人は、カッパがボロボロだった。
おそらく必死にやぶこぎしたのだろう。
その友も、数年前に癌で亡くなった。
何で迷子になったのか、誰に話すこともなく。
二度と山には行かないと言って、広島の町で亡くなったのである。
9月中旬の大雪山、怪しいばかりのナナカマドの紅葉と初冠雪。
いまだに思い出は消えない。