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サクラソウの花、さいたま市桜区の田島ヶ原に自生する花
名前の由来は、山桜の花に似ている事から名付けられたという。
サクラソウ科サクラソウ属の花で、別名ニホンサクラソウと言う
花は似ているが、構造は違っていて、サクラソウは基部がつながっている
合弁花で、一方の山桜は、基部も離れている離弁花である。
このサクラソウの仲間には、高山で咲く花が多い事でも知られている
ハクサンコザクラ、エゾコザクラ、ヒナザクラ、などとサクラの名前が
つかないが、ユキワリソウやサマニユキワリなども仲間である。
属は違うがサクラソウ科に入るツマトリソウ属のツマトリソウや
トチナイソウ属のトチナイソウもサクラソウの仲間に入る。
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田島ヶ原のサクラソウ自生地について、詳しいことは下記の
ホームページをご覧ください。
さいたま市の文化財サクラソウ自生地
田島ケ原サクラソウ自生地を守る会
以前、田島ヶ原に撮影に行ったとき、ガイドとおぼしき係員が
写真を撮るなら、雑草が伸びる前にきた方が良いですよ
桜草祭りの時には、草に隠れてしまうので と言われたので
祭りが始まる前に出かけていった。
だが、肝心の桜草がまだ2~3割程度しか開花していなかった。
河川敷の広い草原は、ノウルシが一面に咲いて、黄緑色の絨毯の
ようであった。
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自生地の回りは、桜並木が続き、桜とサクラソウの競演であった
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自生地には、アマナの花も多数咲いている。
いつもの事ながら、花弁の外側の模様が何とも美しい
遮光線で透かして撮れれば良いのだが、渋滞で遅れ
昼頃のトップライトなってしまった。
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アマナが横向きでこちらに向いていたので、正面から撮れた
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草丈は20センチほどで、あまり大きくないので、雑草が
伸びると目立たない。
花の下に包と呼ばれる小葉が2枚つく、葉は茎の下側に向き合って
2枚つく。
花弁は、内側に3枚、外側に3枚ある
ユリ科の花で種類も少ないのに、属の分類が面倒な花である
アマナとヒロハアマナは、アマナ属で
キバナノアマナは キバナノアマナ属
ホソバノアマナは チシマアマナ属に分かれる
外国産のオオアマナは オオアマナ属でグループではない
と書いてあるのだが、意味不明。(野草の名前)
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ここにもシロバナタンポポが咲いていた。
もともとシロバナタンポポは、暖かい九州などに多い
植物なのだが、最近は関東でも普通に見られるように
なってきた。気になるところである。
桜草の仲間は、日が差して気温があがらないと花が開かない
出来るだけ暖かい日に出かけると良い。
アマナもやはり日が当たらないと花が開かない。
曇りや雨の日は、花が閉じたままである。
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明日は、菫の観察会なのだが、天気が怪しい。
写真には雨が一番の敵なので、どうするか悩んでしまう。
雨でカメラが故障したら、ブログも書けないし。
ところで、昨夜の「尾瀬」の番組、水芭蕉の解説が有りましたね
以前のブログで、根が上に延びて空気を取り入れていると書いて
いたので、それが当たった形で良かった。
しかし過去の記事を読み返して見ると、誤字、脱字、誤変換が
やたらと多い。(冷や汗)
花の名前も間違っていたし、穴があったら入りたい心境だ