わかる。わかっているのに、
会うとその平行感覚がどこか
でずれる。
ま、本来、恋というものはそ
ういうものかもしれず、妙に
達観してしまう自分もいた。
たまにはこんな夜があって、
いいのかもしれない。
と思いつつ、やはり寂しい
気持もいなめない。
あなたはどこでなにをして
いるのやら・・・・・・・。
凛としたため息がすいこまれて
いく
つかのままの涙も 逃げていった
空の果て
初夏
思い出が咲く
心の水面に
たわむれの恋が行き場を失う
一片の迷い
迷いあぐねるほどの力
ゆるやかに落ちるのは かろやか
に沈むため
はてしなく浮かぶのは たえまなく
ゆれるため
YouTube
Gretchen Parlato - Live in NYC: BUTTERFLY
https://www.youtube.com/watch?v=q5HS-5JL2rY
沖縄や先島諸島には、昔
から霊媒師がいる。
興味深いのは、死んだ人や
神さまが霊媒師に乗り移る
とき、あくびをすること。
あくびをするとき、人間は
無心になる。
耳そうじをしているときの
女性の表情もいい。
戦国時代、窮地に立たさ
れた織田信長は、いちばん
信頼のおける妻を呼んで、
耳そうじをしてもらいながら、
無念無想した。
あれは信長にとって、二人
で座禅なのだ。
ほら、僕のあくびが君に伝染
した。
くじけそうなとき。
絶望の中にいるとき。
「がんばんれ」、だけじゃ
つぶされそうなときもある、
だけど。
「大丈夫だよ」。
やさしく、背中をおしてくれる
あなたの言葉がありました。
YouTube
INSENSATEZ (Tom Jobim & Vinicius de Moraes)
https://www.youtube.com/watch?v=uz9cxUKGAA8
「彼を好きになって、新しい自
分を発見する」。
誰かを好きになるということ
は、新しい自分を発見すること。
人を好きになると、驚くことだ
らけだと思う。
相手に対して新しい面を発見する
だけでなくて、今まで知らなかっ
た自分と出会っていく驚きだ。
好きなものを通して、最後は
自分を発見していくということ
をたどっているわけ。
こんなタイプの人は、イヤだと
思っていたのに、どんどん魅かれ
ていく自分を見つけたときに、
今まで知らなかった自分を発見
する。
新しい自分というのは、新しく
生まれ変わるんじゃない。
もともとあったけれども、
気づかなかった自分なんだ。
そういう自分を見つけさせて
くれたり、気づかせてくれる
相手とつき合うのがいちばん
いいわけ。
なぜそれを好きになったかとい
うことは、本当はどうでもいい。
好きになって、何を発見したか
ということのほうが大事だね。
好きな本を見つけることによって、
新しい自分を発見する。
『響き渡る軽やかな竹の音』
鹿威しの一種で、庭の遣り水に
仕掛けて音を楽しむ観賞用が
あります。
切った竹の一方に水を流し、
一定量の水がたまるとその重み
で竹は傾いて、
水は流れ出し、その反動ではね
返る、それを利用した粋な仕掛け。
平安時代初期、玄賓僧都(げんび
んそうず)という僧侶がいました。
玄賓は徳高く、天皇に重用されまし
たが、権力の座を捨てて農民の
ために力を尽くしました。
この鹿威しを「添水」というのは、彼
をしのんでつけた名といわれます。