ビスクドール・雛人形店・オーディオ販売 佐久市 ヤナギダ店長ブログ

ビスクドール64体他お節句雛人形をフランスへ輸出128年、軽井沢方面がお店の場所。

哀しい雨

2018年07月23日 15時53分50秒 | owarai

「お願い、お願い、お願い」と、
叫びながら、雨はあとからあと
から地上に落ちてくる。

木の葉の一枚一枚を濡らし、樹
木の幹の奥深くまで染み込んで
ゆく、哀しい雨だ。

窓ガラスを伝う雫は、夜の闇を
流している、涙のようだ。


楽しいだけが恋じゃない Ⅱ

2018年07月23日 12時43分12秒 | owarai

夜明けの鏡はガスの災を優しく
映している。涙に曇った彼女の
目には、白いTシャツの胸の
真ん中あたりが、ぽおっと
緋色に染まって見えた。

“楽しいだけが恋じゃない、
歓びだけでもない、楽しい
分だけ苦しみや危険がとも
なう、

それが当たり前。生きた形態が、
塑像(そぞう)として見えるた
めには、深い影を必要とするの
と同様に、

困難や危険や涙がともなうから、
恋がきらびやかでもあるわけだ”。


YouTube
Melodies of Love / Joe Sample (sample this)

https://www.youtube.com/watch?v=D-KVxJ37dUc


ひとつの未来

2018年07月23日 11時40分52秒 | owarai

心の中をのぞきこむ
あなたのしぐさ

若草色のおとといが
あなたとわたしを包みこむ

未来のことがわからない
あなたと私がどうなるのかも

私の心に光があって
それがあなたを信じると言う

疑うことが何もない
それゆえにいっそう見えな
い未来

楽しいことも悲しいことも
ふたりにはただのひとつの未来


おはようございます  ・<隠せぬ背中>

2018年07月23日 06時36分20秒 | owarai

正面は堂々とした態度に見え
ても、背中が弱点をあらわして
いる人がある。どんな人間も裏
は隠せない。

吉川栄治に『背中哲学』という
随筆がある。そのなかで、次の
ように書いている(『われ意外
みなわが師―私の人生観』)。

「前から見ると、くしゃくしゃ
な顔をしているけれど、背中から
見ると、円光の輝いている人は、

私の知己の中では、菊池寛氏だと
思う。一緒に歩いている時など、
後からあの背中を見ていると、

ただまるっこく肥えているだけだ
が、縹渺(ひょうびょう)として、
何か味がある。その味はどんなもの

かというと、『後の安心』とう相だ。
背中には、家庭がそっくり描いて
ある。

いかにも、搦手の木戸は安心して、
大手に向かって床几をすえている
城将の趣だといつも思う」

さらに、
「しかし、夜の銀座裏を歩くとき、
なんと、そこにまだ『帰らぬ良人』
がたくさんに酒の灯の下をうろついて

いることだろう。あの酔っぱらい
達の背中には、脆さや、不安定や、
空虚だらけだ。この人達が、安定の

後光を負ったら、みんな倍も仕事を
するだろうと思う」
と続け、手厳しい。

「人の背中は見ゆるけれど我が背中
は見えぬ」という。自分には見えぬ
背中が、他人には隠せないのでつ
らい。


「埠頭を渡る風」

2018年07月23日 05時03分18秒 | owarai

夕暮れミナトの潮風が
胸元を通っていく
好きだと言っても言われても

飛んでいきそうな人だった
意地をはったら それっきり
終わりそうでこわかった

後ろ姿みつめて歩いた
丘の上に白いチャベル

心に響いてもう決して
だまされないのと誓ったの

ああ、あなたのことばかり


YouTube
★埠頭を渡る風 (^_-)-☆ ユーミン 首都高疾走バージョン

https://www.youtube.com/watch?v=eGPShwJx9HI