ビスクドール・雛人形店・オーディオ販売 佐久市 ヤナギダ店長ブログ

ビスクドール64体他お節句雛人形をフランスへ輸出128年、軽井沢方面がお店の場所。

「一瞬」

2019年11月29日 22時22分40秒 | owarai
あなたの笑顔の一瞬や
あなたの憂いの一瞬と
出会えた時

写真のようにこの感じを
忘れないように胸に刻む

思い出すために すこしでも強く
思い出すために すこしでも長く
悲しくもこの恋が純粋であるように
心をこめて
またあなたを思い出すために

「遠 恋」―Ⅲ―⑶

2019年11月29日 22時12分15秒 | owarai
あのひとの言葉を、ひとつ残らず
覚えていた。
優しい言葉も、熱のこもった言葉
も、さり気なく置かれたひとこと
も、ただの相槌でさえも。いいえ、
それは覚えていたのではなくて、

突き刺さっていたのだ。だから
わたしの胸は、あんなにも、痛
かった。


「俺が日本に戻ってきたと時には、
会ってくれますか」
「もちろんです。今度はいつ、戻
ってくるの」
「それはまだ決めてないんだけど
四十週間、朝から晩まで料理の勉
強をするんだ」

「四十週間というと、十ヶ月?」
十ヶ月というと、来年の一月。
「うん、それが終わったら、今度
は実習があって・・・・・・」
そのあとに、ひと呼吸置いて、あ
のひとは言った。
「桜木さんって、今、つき合って
いる人とか、いるの?俺はいない
けど」

はっきりと、わたしは答えた。
「いません」
十九歳の時に、片思いの恋を一度
だけ。あとは恋に恋してばかり。

臆病だった。勇気がなかった。
嫌われるのが怖くて、丸ごとの
女になれなかった。求めること
も、できないまま、まるで蛹の
ように、身も心も固くして。

それが、きのうまでのわたし。
あなたに出会うまでの、わたし。

ふたりのあいだを、沈黙が流れ
た。透明な砂時計の中を、透明
な砂がさらさらと、こぼれ落ち
ていくような、清潔な沈黙。

「そう、ないんだ」
あのひとはそれ以上、何も言わ
なかった。「つき合ってほしい」
とも、「つき合おうか」とも。
わたしも言えなかった。

だって、あしたはもう、遠く、
離れ離れになってしまう人に、
どうしてそんなことが言える?
茫洋とした海をあいだに挟んで、
東京とニューヨークに別れ別れ
になって、どうやって、つき
合っていったらいい?

カーテンの取りはずされた部屋
の窓から、見えていたのは、朧月。
滲んで、霞んで、今にも闇に溶け
てしまいそう。でもわたしはこの
想いを、このまま溶かしてしまい
たくはない。

受話器を固く、固く握りしめた
まま、わたしは思い出していた。
その夜、一緒にお酒を飲みなが
ら、語り合った親友の言葉。

佳代子は言った。ワインレッド
のマニキュアをきれいいにつけ
た細い指で、カクテルグラスを
弄びながら。

わえ、カノちゃん、教えて、

どうして人は人を、好きになっ
たするんだろう。

悲しくなるとわかってて、淋し
くなるとわかって、そんな恋
でも、平気で踏み込んでしまう
のは、なぜ。

恋ってそんなにすてきなもの?
だったらなぜ、恋すると、こ
んなにたくさんの涙が出るの。

英雄とはなにか

2019年11月29日 12時52分12秒 | owarai
司馬遼太郎『国盗り物語』
の斉藤道三(美濃一国の城主)。

「国主になりたいものだ」
と乞食がつぶやいた。
ひとがきけば狂人とおもう
だろう。

が、乞食は大まじめである。
事実、この夜のつぶやきは、
日本史が永久に記憶しなけ
ればならなくなった。

「草の種ならば、種によって
菊にもなれば、雑草にもなる。
が、人間はひとつの種だ。
望んでのぞめぬことはある
まい」
司馬遼太郎『国盗り物語』

ソフトバンクの孫正義氏が
学生時代、日本マグドナルド
創業者の藤田田氏に熱烈に
アピールし指導を受け渡米し
事業をするきっかけとなった。

そのときの正義氏の口癖が、
“俺は日本一の豆腐屋になる”
と、
豆腐を数える単位一丁と一兆円
をもじり公言実行した。

「恋は薄いほうがいい」

2019年11月29日 12時49分49秒 | owarai
この”薄い”というのは、
恋愛自体を薄くしてしまう
という意味ではなくて、

気もちに余裕をもつという
こと。

恋愛に向かう気もちは百パ
ーセントだったとしても、

それを相手に表現するに
あたって、ある程度の節度
や自分らしさを保ちましょ
う、

ということです。

      ◇

「白いラビリンス」
熱い想いを冷ますのを
通り越し そのまま

フリージングしてしまう
ような雪もあるのだ

白さは 闇の夜を
浮き立たせ 赤裸々に

悲しみまで 暴いて
時として残酷だ

幼い日 あどけなく 白く
無垢だった 雪の世界は

大人になって さまざまな
想いで 見上げ 眺め

ただごとでない 白い吐息
つかせる

ただ あらがいようのない
白い世界は

すべてのもを 均一にする
威力を持っている

都会の雑多な色合いも
人々の 喧騒も 営みも

白という まっさらな 
色なき色と 音なき音で

時に残酷に 時にあたたかく
均一 平等に戻す

恋歌

2019年11月29日 11時36分02秒 | owarai
男女の恋愛に関する和歌や詩。
恋心の切なさをよんだ歌。

あかねさす紫野行き
 野守は見ずや君が袖振る

      額田王
(紫草の植えてある野や、立ち入り
禁止の野を、あちらこちらへと行っ
て私に袖を振って合図するあなたの
姿を、野の番人は見とがめないでし
ょうか)

紫草のにほへる妹を憎くあらば
 人妻ゆえにわれ恋ひめやも
      大海人皇子
(紫草のように美しいあなたを、
私が憎く思っているとしたら、
あなたが人妻であるのに、どう
して私が恋するでしょうか)


YouTube
『いっそセレナーデ』   ~井上陽水スペシャル  4'10秒

https://www.youtube.com/watch?v=Du_uul5u9YA

「邂逅」―かいこうー

2019年11月29日 09時00分10秒 | owarai
原宿駅前の歩道橋・・・。
昔付き合っていた彼とデート
するとき、
私はいつもここで待ち合わせ
をした。

なんとなく懐かしくて、
久しぶりに渡ってみたら・・・

偶然にも反対側から、
彼が子供の手をひいて歩いてきた。

懐かしさと切なさで、
表参道がにじんで見えた。

※邂逅:思いがけなく出会うこと。



YouTube
emergency sign(salyu) yuri + ミラッキン写真部  さりゅコミュLive2013

https://www.youtube.com/watch?v=xVsI3bHhgOw

「読みごたえ」ある人生のつづり方

2019年11月29日 05時34分43秒 | owarai
人間は誰でも、いくつも欠点
を持っているし、コンプレッ
クスも悩みもある。

自分には才能や感受性がない
からとあきらめるのではなく、

心をきちんと持って肥料をや
って育てていければどんどん
成長していくものである。

生まれつきの才能はもちろん
あるだろうけれども、そういう
ものは放っておけばなくなる。

才能ある人でも、心をかけて
自分を一生懸命に磨き上げる
からこそ、いい仕事を残す
のである。

さして才能がないから自分は
駄目だと放り出すよりも、自
分を大事にして心を持ち続け
ることが大切であると作家の
辻邦生さんは語る。

本を書くにしても、人はたい
へんなことと思うかかもしれ
ませんが、人より少し早く
起きて、

出かけるまでに五ページなり
十ページを書くだけでいい。
ただ毎日続けていると、ある
日気がつくと何百ページに
なっているだけのことです。

毎日やることだけきちんと
やっていれば、自然と仕事
はでき上がっていきます。

これは何でも同じで、「~
がない」と嘆いたりする
ことなく、毎日きちんと

心に決めたことをじっと
やり続ければ成果は自然
とついてきます。