“ 我が道を行く、それもよい
最も危険なことは
何ものにも似まいとすること
である
人間の歴史は模倣の連続なのだ“
あの人はだれだれの真似をして
いる、と非難する。そう言いな
がら実は自分も全くオリジナル
なものをもっているわけではな
い。
自分も他人を真似てこうなった
ということがわかっていないだ
けのことだ。
できないこと、必要なこと、自
分以上のものがあったら素直に
真似たらよい。「オレはこの道
を往く」などと力まないで、と
きに負けることだ。
何ものにも似ないとする見栄が、
人の成長をはばんでしまう。そ
れが惜しいと言っているのである。
「自縄自縛」という言葉があるが、
文字どおりそれは、自分で解き放
つ以外にない。