クロカメ日記

カメを中心に読んだ本のこと、見た映画のことや日々感じたことを書いていきます。

アニーと僕

2014-04-27 17:39:38 | リクガメ
 実は、今のアニーは2代目です。初代アニーは、50グラムくらいで我が家に来たホルスでした。我が家に来て数ヶ月のある日の朝、亡くなってしまっていました。当時の僕は、知識が無いまま飼育しており、その異変に気づいてあげることが出来ませんでした。そこから、色々と勉強し、飼育書の写真とその症状から、急性腎不全だと分かった時は、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。色々と勉強し、自身がついたところで、現在のヒガシヘルマンのアニーを迎えることとなりました。初代アニーへの思いを忘れることの無い様に、家族で話し合って、アニーと名付けました。
 しかし、その2代目アニーも50グラムから全く大きくならず、約2年試行錯誤の毎日が続きました。リクガメ全ての駆虫、そして、食が細かったアニーの新陳代謝を高めるために、出来るだけ毎日温浴と日光浴を続けました。そして、50グラムから、70グラムになり、100グラムを超えたときには、本当にうれしかった。その後は、食欲も増え、グングンと成長し、今では、1000グラム近くにまで成長してくれました。
 先日、夜勤明けで帰って来たとき、アニーと目が合い、かなり戸惑っている様に感じたので、再び産卵床に入れてあげました。その時は、アニー本人も、僕自身も産むか産まないかは半々くらいかと思っていました。ただ、それまでの3回、穴を掘り終えた後、ぐっすり眠れている様だったので、少し眠れればいいなという気持ちから、そうしました。
 お昼に目が覚めたとき、かなり深くまで掘っていました。その時のアニーの目は、これまでとは違っていました。昼食を食べている途中、何度か様子を見ましたが、ただ、一心不乱に掘り続けているだけでした、昼食を食べ終わって振り返ると、アニーが首を引っ込めていたので、これはと思い、駆け寄った瞬間、卵が出て来ました。
 この瞬間、アニーと僕が過ごしてきた、10数年と初代アニーへの思いが展開し、歓喜というより、安心に似たほっとした気持ちになりました。
 2匹のアニーは僕に教えてくれました。知識の大切なことを。そして、知識には限りが無く、決して驕ってはならないことを。僕は、”カメのことなら、何でも聞いてください”を掲げて、これまで10年以上HPとして、また、ブログという形で続けてきました。こんな驕った様な言葉を掲げていますが、実は、これは、カメのためだけで無く、自分を向上させるためになるからです。みなさんからの悩みを聞き、自分のこととして考えることで、自分が経験出来ない経験までも自分のこととして活かしていける、この10数年で分かりました。ですから、全てのカメのため、そして、自分の向上のために、今後も、どんな初歩のことでも、自分のこととして必死に考え、お答えしていこうと、今回、アニーに再び教えられました。ですから、今後も、”カメのことなら、何でも聞いてください”。お答え出来ないことも多いかと思いますが、必死に考え、一緒に悩んでいきたいと思っていますので!!
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女のいない男たち 村上春樹著

2014-04-27 17:35:19 | 読書
 村上春樹氏の短編集。それぞに雰囲気があり、ぐっと引きつけられ、最後に闇の中に置き去りにされた様な独特の感覚と余韻がありました。
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