僕が君に入っていけば
君も僕の中に入ってくる
いずれ輪となり
白の空間にはまっていく
ないていく
枯れることなく零れていく
アルコールランプが揺れている
雷がなる
1、2、3、4
間をおいて
5、6、7、8
よくなく夜空
四分割の今は冬
はなれていく
手はあの時分を掴もうとする
記憶が蘇る
ふるえる子猫をそっと抱き寄せて
音が響く
しんとなる夜になる耳
けむる美女
眠っていた
変貌する舞踊
美はそこに集中する
一つ一つの物語がつながっていく
眠れる喜びを憧れとなる
爪を研ぎ澄ませ
そこに音が溢れだす
時代遅れのロボット
過剰に動く
性能が世代遅れともしらずに
人はこれをなんというのか
愚かなピエロ
錆びた機械
リサイクルを地球に似せて
故郷
鈴の音
会話
鳥かご
おなか減った
わおーん
動物の鳴き真似
動物たち
動物たちは泣き寝入り
鳥かご
ご飯まだ
ロボット
こと
こん
こん
神はいる
ここに
闇がいる
潜めて心根を欲する
まるで今いる蛇と鹿
蛙と蝸牛は天秤にのる
鏡は常に共に
私の命
魂の卵と
動物たちと眠る
さよなら熱
美人の乳房
自らを省みないで
他人を掬いあげる
芸術はストーリーと
構成によって顔をみせる
雨はとってもやわらかい
素肌におちて
地面におちて
染みて
足元はやわらかくなる
この手もやわらかく
視界もまたやわらかく