余白のメモ

詩と短歌と好きな本
指の上で四季はほほえむ

空の間

2022-09-20 00:21:12 | 水声の詩
僕が君に入っていけば
君も僕の中に入ってくる
いずれ輪となり
白の空間にはまっていく
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なく夜空

2022-09-20 00:19:13 | 水声の詩
ないていく
枯れることなく零れていく
アルコールランプが揺れている
雷がなる
1、2、3、4
間をおいて
5、6、7、8
よくなく夜空
四分割の今は冬
はなれていく
手はあの時分を掴もうとする
記憶が蘇る
ふるえる子猫をそっと抱き寄せて
音が響く
しんとなる夜になる耳
けむる美女
眠っていた
変貌する舞踊
美はそこに集中する
一つ一つの物語がつながっていく
眠れる喜びを憧れとなる
爪を研ぎ澄ませ
そこに音が溢れだす
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きこきこロボット

2022-09-09 23:02:47 | 水声の詩
時代遅れのロボット
過剰に動く
性能が世代遅れともしらずに
人はこれをなんというのか
愚かなピエロ
錆びた機械
リサイクルを地球に似せて
故郷
鈴の音
会話
鳥かご
おなか減った
わおーん
動物の鳴き真似
動物たち
動物たちは泣き寝入り
鳥かご
ご飯まだ
ロボット
こと
こん
こん
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印象

2022-09-09 23:00:26 | 水声の詩
神はいる
ここに
闇がいる
潜めて心根を欲する
まるで今いる蛇と鹿
蛙と蝸牛は天秤にのる
鏡は常に共に
私の命
魂の卵と
動物たちと眠る
さよなら熱
美人の乳房
自らを省みないで
他人を掬いあげる
芸術はストーリーと
構成によって顔をみせる
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2022-08-30 22:51:59 | 水声の詩
雨はとってもやわらかい
素肌におちて
地面におちて
染みて
足元はやわらかくなる
この手もやわらかく
視界もまたやわらかく
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