余白のメモ

詩と短歌と好きな本
指の上で四季はほほえむ

2022-08-30 22:51:00 | 水声の詩
まるめた思い出
スカートひらめかせて
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2022-08-30 22:50:05 | 水声の詩
氷がとけて水が流れ
水音の心地よさ
高揚がさわり
胸にふれる
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河童

2022-08-30 22:49:05 | 水声の詩
透明度のたかい
高低なき水に
沈んでいく美しさ
浮遊は魅惑
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ありのままに

2022-08-30 22:43:17 | 水声の詩
欺瞞と疑問が支配する
全てをよりかかれる
その夢は遥か彼方
瞳は色を見失い
君の汗は口に沁みて
君の樹液を口に入れて
順序良く抑制を触れていく
指先をこそばゆいほどの感覚で
森の影
透明なパンドラの箱の中身は
手の平をさ迷う
君の肌に浮かび上がる
緊張の表情
贈り物は魂の揺れる
星の秘密を耳元で
美の温もりにほだされて
絆は指きりげんまんした
崩壊は止められず
救いは涙に触れていた
燃え盛る美しさ
よりかかる一時の安らぎ
放浪は欺瞞を
疑問を変身させ
季節は雨を降らせ
渇望は叙事詩を奏でる
指をすべらせ
酸素を眠りに
永遠は眠る
習得の虜
緑の友は微笑んだ
ジャスミンはソアサンヌフを包む
鼓動は心臓乱舞を思い起こさせ
バランスは揺りかごで遊ぶ
この世の醜さは嫉妬の故に
焼かれる心は流れていく
忘却はあると知り
半身は檻
幻想の青の霧
捕われた性は物語
心の有りようではなく
神経を伝わる電気の精の痺れ
色褪せることのない
原色の混ざる物語
香る首筋の熱は
君の分身が体に触れる
通り抜ける
10月の小春は欠伸をし
5月の春が目をしばたく
この春を行き来しよう
コスモスとシロツメグサ
月と甘さの転がる声
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半球

2022-08-12 01:20:34 | 水声の詩
大自然に享受される
大自然の享受から
つとめて見詰めてきたが
盲信だからと努めてきたが
僕と君から始まった

極めようといきまいて
空を切ろうと五輪の書を読みふけり
醜さを誡めながら
自らを見詰め過ぎた結果
振り子は自殺と嫌悪を行ったり来たり
いらないよ
自分自身を辱めながら
ホットを飲んだり
寝込んだり
プラトンと
プラトニックラブと
円を
三角にした
大自然のひとつ
雪がひそりと降っていた
蜂蜜なめたい
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