余白のメモ

詩と短歌と好きな本
指の上で四季はほほえむ

アンネの日記

2021-08-22 22:21:30 | マイブック(あ)
「アンネの日記 増補新訂版」
      A・フランク 著
        深町眞理子 訳

本を読んでいないひとでもこの名を知っているひとは
たくさんいるだろう。
そしてユダヤ人として迫害され隠れ家で潜み続け、
やがて捕まり収容される。
その結果死へと向かわされる。
これくらいの話は知っているだろうか。
隠れ家に潜むアンネはどう思い、感じ、生きたのか。
僕と、皆と、女の子と同じく想像豊かに見ていたのだ。
日常を。非日常のなかの日常を。
新しくなるのではない、当たり前にしていたこと。
出来ていたこと。
外を歩き、月を見、自然の賛美と空気を吸い、
どたばたと家を横断し、人と出会い、そのなかで
共に生きる人が接してくれて、接してあげる。
もちろん男女の機微、セックスについても実直に
知ろうとする。
書くことが好きだったアンネ。
時分と自分を見詰めたアンネ。
今この時代にも読み継がれている。
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ブランコに

2021-08-22 22:03:06 | ウイルス時代(短歌)
ブランコに
乗っているは
我なのか
雨の降る庭
ウサギが通る
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