余白のメモ

詩と短歌と好きな本
指の上で四季はほほえむ

この世の光

2023-01-21 00:29:37 | 十五の詩
言葉は
本来の意味を反映すると
それぞれの解釈があり
約束は積もり積もっていく
破滅は欠落を
情熱の炎は揺らめいている
(いない)
情熱は書きかえられ
海に溢れる陰影
私は孤独
繰り返し
私の孤独
SOS
愛しているのよ
家族を
友人を
あなたを
否定したのは自分
愛しているけど
愛していない
この矛盾
わかってくれる
砂の足跡
消されていく
言葉と同じ
網にかかる
魚がメタファー
ややこしくする
お酒を飲む
(何度も)
醒めたあとに交わす話し
孤独は運命
(それでいい)
目の前にあなたや
隣にあなたや
光は星に吸い込まれ
手を伸ばす
震えていた
(知っている)
理由は悲しみは突然くる
風の後などに
夜を共に
より近く
手の創造力に任せ
頼りに
拠り所に
夜を共に
(お願い)
恋に嫉妬し
愛に眠れる
鳥は海を泳ぎ
炭酸の泡がよく見える
美しい言葉の孤独に
あなたはバランスをとっている
うんざりするほどのギフトを抱えて
私は足踏みする
喜びのすぐあとで
(冷たい)
髪のすく輝きが流れる
朝は時に残酷で
夜を共に
残る呼吸をした

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« さんかく | トップ | 鴉鳴く »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

十五の詩」カテゴリの最新記事