余白のメモ

詩と短歌と好きな本
指の上で四季はほほえむ

ひなたぼっこ

2022-06-19 23:04:31 | 十五の詩
父がいない
母がいない
散歩の途中ではぐれたんじゃなくて
はじめから いて いない
そのせいなのか それ以前なのか
この想いは晴れ渡るのか
あなたとはわかり合える
あなたとはわかり合えない
無神経に傷つけているのは
私自身 か あなたへか
身体の傷は心に響く
響いた心象は穴になる
私は望む
叶わないのかその望みは
同じ境遇なのにわかり合えない?
言葉は涙でつぐんでしまった
はなれていくの
私から
同じように
とてもとても悲しいのに
一時の笑顔に大量の海原
あの夢だったのか
果てしない夢
私は思うの
あなたよ 心がはなれずに
そばにいてと
私のそばにいてと
羨ましいほどに
あの安らかさがほしいから

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