ひと口に「不動産屋さん」と言っても、実に様々な業者がいます。
* テレビCMもしており、多くの支店を持っている不動産会社
* 主に宅地やマンションを分譲、販売している会社
* 建売住宅を販売している会社
* あなたの住む街にもいる「街の不動産屋さん」
また、主に賃貸アパートや、賃貸マンションを取り扱っている会社があったり、
中にはチョット見ただけでは何をやっているのか分らない不動産業者もあります。
そしてこれ等の様々な業者が、様々な営業形態をとっていますから、
余計にややこしくなってくるのです。
あるお客様の悲劇
そろそろマイホームを考えようかな?と思い立った或る女性のお話です。
その方、田中さん(宇治市在住・会社員のご主人と子供さん二人の四人家族
なお、本人にご迷惑が罹らないように仮名です)は、
何はともあれ物件情報を集めようと、
チラシやインターネットであちこちの業者に資料を請求しました。
ところが、資料を送ってきただけではなかったのです。
その日から、毎日のように電話が掛かって来るようになったのです。
「いい物件ですから一度見てみませんか?」
「詳しく説明をしたいので今からお邪魔してイイですか?」
「早く決めないと、他で決まってしまいますよ!!」
週に1度や2度くらいの電話ならまだよいのですが・・
何と同じ不動産屋さんから1日に3度も案内の誘いがあったそうです。
しかも、それぞれの不動産屋さんが紹介してくれる物件は同じものばかり。
それぞれの業者が同じ物件のことで、何度も何度も電話を掛けてくる訳ですから、
此方はもう堪ったものでは有りません。
断っても断っても現地案内の誘いが来ます。
田中さんは外出から帰って留守番電話を聞く事すら怖くなってしまいました。
「電話で断っても解らないなら、直接会って断ろう!!」と
勇気を振り絞って案内に応じると、一軒だけの予定が何件も連れ回され、
挙句の果てには、会社の事務所へ。
これからが大変、延々としつこく売り込みです。
不思議なもので、「もう悩みたくないから、いっそのこと買ってしまおうか・・」
とまで考えるそうです。
相手は、長年その道で生きているプロの営業マンです。
話を聞かされているうちに、
あの手この手で、
もっともらしく説得されても不思議ではありません
田中さんは、さすがに売付けられるまでには至りませんでが・・・
それでも、こうした経験を味わった人は、大抵営業マン恐怖症になってしまいます
田中さんも暫らくは家の中にいても留守番電話にしておられました。
この話を聞いたあなたはビックリされたかもしれませんが、
このような話は不動産や住宅・建築業界では当たり前、
決して珍しい話ではないのです。
「これは物件の探し方を間違った例だな」と思っている方も居るでしょうが、
違うんです。
これは、「物件の探し方」ではなくて
「不動産屋さんの選び方」を間違ってしまった典型的な例なんです。
じゃあ、不動産屋さん選びってドウスレバイイノー
続きは次回です
このシリーズを読んでいただければ、
あなたは、
* お家を買う時に、どの不動産屋さんに相談すれば良いのか、
その見分け方が解かります。
* 不動産や住宅会社の営業マンはしつこいものです。
あなたはしつこい営業マンに対抗できるようになります。
* 不動産の広告は紛らわしいものがいっぱいです。
正しい広告を見る為に必要な知識が得られます。
* 不動産業界の仕組みは複雑です。
あなたはこの仕組みを知る事で大きな失敗をせずに済むようになります。
* お家を建てようかな? 新築マンションはどうかな?
でも、まだ検討段階だから・・・
住宅展示場やモデルルームに行って名前を書かされるのはチョット・・・・
と感じているあなた、
いきなり住宅展示場や、モデルルームに行かなくても、
事前に下調べできる方法を、知る事が出来ます。
* 不動産屋さんに支払う手数料ってどれ位なのかわかり難いものです。
これを読めば、いとも簡単に簡単に計算出来るようになります。
等など、あなたが納得できる住替えやマイホーム購入をする為に、
絶対に欠かす事のできない知識を身に付ける事が出来るのです。
30年・35年という気が遠くなる程、長い住宅ローン。
マイホームは、それを支払うことでようやく手に入れることが出来ます。
ですから「ずいぶんお金をかけて買ったけど、チョット気に入らないなあ」
と言って、洋服や電化製品のように簡単に買い代える訳には到底出来ません。
当り前田のクラッカァー
だからこそ、誰もが大きな期待と夢を擁き、それと同じくらいの大きな
不安を感じて当然だと思うのです。
実際、 家探しは、大変です。
まず、どんな不動産やさんなのか見極めなければなりません。
さらに、チラシや広告等の膨大な情報を整理して
物件の良し悪しを自分で判断しなければなりません。
私は、この仕事に就いてから、ほんの一寸した知識が無かったばっかりに、
この一世一代の買い物で失敗してしまった方を多く見てきました。
マイホーム探しで失敗しない為に必要なのは、ほんの少しの知識なんです。
少なくとも、これを読んでいただいた方だけでも、
納得の出来るマイホームを実現していただきたい。
そう思いたって、シリーズでお知らせする決心をしました。
文章を書くのは大の苦手ですが、
プロの不動産営業マンとして、
あなたに伝えなければならないことを、
一生懸命書いていきます。
是非、納得のマイホームで
「あなたにとって満足のいく快適な暮らし」を
実現してください。
前置きが長くなりましたが、いよいよ次回から本題に入ります。