オヤジのひとり言

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前回の続き・・です。

2009年08月13日 | Weblog
8/13

■ 配属の日

1ヶ月の研修が終わって
いよいよ配属の日が来た。

ここ第一営業部第二課では
二つのチームが有り、それぞれに3人の新人が配属された。

Aチームの配属されたのは
佐竹、平井、牧田の3人だった。

全員新卒のピカピカ・22歳、

佐竹は、「社長になってやる」と叫ぶ、いけいけのタイプ。

平野は、なんとなくうまく立ち回る、そつのないタイプ。

そして牧田は、真面目が取柄の山形出身の「そばアレルギー」であった。

初日に部長、課長からの訓示があった後、

自分のデスクを与えられて、

いよいよ業務の開始である。

まず彼らに指示されたのは、

テレアポであった。

業務部というところから、

各課に支給された用紙には、

電話番号がぎっしり書き込まれていた。

「いいか、声掛けについては研修でやったと思うが、

まずはここからが仕事だ、心してやるんだぞ。」

「はい」

「では、俺の取っておきのテレアポ7か条を

お前たちだけに教えてやる、いいか」

「はい、ありがとうございます。お願いします。」

課長はポケットからメモ用紙を出して

読み始めた。

「1.大きな声で、ハキハキと電話する。
2.誰よりも多く電話を打つ
  (テレアポは電話を、掛けるではなく、打つという)
 3.相手に気に入られて話し込む。
 4.相手の言っていることをよくヒヤリングする。
 5.質問を多くする。
 6.自信を持って堂々と話す。

そして最後に、良く笑う、だ。」

佐竹は、

たいしたことないノウハウだな、

と思いながらも、

課長の言葉をメモした。

横を見ると、

平井と牧田もそうしていた。


次回に続く


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デベロッパーは、休み返上で

2009年08月13日 | Weblog
8/13

■ 新入社員研修

この会社では、1ヶ月間にわたって、

新人の業務研修を行っていた。

そこで講義されることは

会社の歴史、

不動産取引のイロハ、

建築のイロハ

そして営業のイロハである。

この会社では新人40名のうち、

35名が営業に配属される予定なので

おのずと営業手法についての研修が多くなる。

ところで、デベロッパーというのは、
(以下 デベ)

自社でマンションの土地の購入から

建築、

販売までを行う会社であるので

当然メーカーのはずである。

メーカーであれば、

どんなマンションを作っているのか

そしてこれから作っていくのか、が一番大切なはずだが

他の多くのデベがそうであるように

この会社も、

建築はゼネコンに丸投げ、

用地所得を行う営業と、

できたマンションの販売を行う営業が

社員のほとんどを占めていた。

次回に続く

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