オヤジのひとり言

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星のソムリエ・「オリオン座流星群」

2009年10月19日 | Weblog
10/19

星のソムリエ part 70


オリオン座流星群の特徴

 オリオン座流星群は、

10月21~23日ごろを中心に活動している流星群です。

毎年観察される流星群ですが、

これまでは、

観察条件が良い場所で最も活発な時期に観察しても、

1時間あたり20個程度という中規模な流星群の一つでした。

 しかし、

この状況は2006年に一変しました。

10月21日の夜から22日の明け方にかけて、

オリオン座流星群の流星が、

1時間に50個以上も観察されたのです。                                                                                                                                             

日本の熟練観測者の中には

1時間に100個を超える流星を数えた人が出るほどでした。

2006年の出現状況は、

オリオン座流星群としては過去最大級と言えるものでした。

 その後の研究でオリオン座流星群は、

2006年から2010年頃まで

流星数が増加する状況が継続していることが判明しました。

実際2007年には1時間50個以上、

2008年にも

1時間に30~40個程度という出現が観測されました。

今年2009年にも、

かなり活発な出現が期待されるのです。

さて今年は幾つ見えるのか??

明け方によく見えるそうなので・・・

温かい服装で観測してくださいね。

オリオン座流星群 part 2

2009年10月19日 | Weblog
10/19

星のソムリエ part 69

流星群 その2

このとき、

地球に飛び込んでくるチリの粒はみな同じ方向からやってきます。

それぞれのチリの粒はほぼ平行に地球の大気に飛び込んできますが、

それを地上から見ると、

その流星群に属している流星は、

星空のある一点から放射状に飛び出すように見えます。

流星が飛び出す中心となる点を「放射点」と呼び、

一般には、

放射点のある星座の名前をとって

「○○座流星群」と呼ばれます。 

オリオン座流星群の場合、

その元となるチリの粒を放出しているのは、

ハレー彗星(1P/Halley)で、

このような天体のことを「母天体」とか

「母彗星」と呼びます。 

流星の出現数ですが、

流星群の放射点が地平線付近にあるときには、

チリが大気にななめから飛び込んでくるために

チリの数は少なく、

流星はほとんど出現しません。

流星群の活動の活発さが変わらないと仮定すると、

放射点の高度が高くなるにしたがって現数は多くなります。