弘法さん

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京の歴史がわかる
読み出すと・・これが結構オモシロイ・・

京都の歴史　

東寺の西院御影堂

東寺 の西北に、西院 と呼ばれる一角には、西院御影堂 がある。

一般に 大師堂 と言われるこの建物は、

もとは 僧房 であったといわれているが、

空海 が起居した際の住房だったとされ、

金堂 や 講堂、五重塔 などそうそうたる建物中に在って

やや異質な住宅風の建物です。


　この 御影堂 こそ、

東寺の持つもう一つの性格を表わした建物といえます。

当時の歴史は、

そのほとんどが 朝廷 や 幕府、天皇 や 廷臣貴族、

上級武士 など権力との関わりにおいて語られることが多い。

もちろん 平安京 の 官寺 として出発した寺であり、

空海 へ下賜された後も権力者との関係が深い寺であることは事実です。

しかし 東寺 は、

一般的には、そうした権力と関りのある寺、

あるいは 真言宗の本山 というよりも、

弘法大師 空海の寺「 お大師さん 」と言ったほうが馴染み深いのも事実です。

毎月21日に行なわれる 空海御影供 が「 弘法さん 」といわれ、

今でも多くの参詣者で賑わっていることを見てもわかるように、

空海 の没後、彼の御影に対する信仰により、

東寺 の性格に新たな一面が加えられたのです。


空海 の御影を辿るものとして

四国八十八箇所巡礼がよく知られているが、

その巡礼も、東寺の御影堂に始まり 高野山の金剛峰寺 に終るとされる。

東寺 は 空海 の御影を供養する寺でもあるのです。


今回はここまで・・ 　　

続きは次回に・・　

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