京都の歳時記

東福寺、伏見稲荷大社等の神社仏閣と祇園の舞妓、芸妓を中心に黒柴の小ざさが京都の美しい四季を紹介する 京都の歳時記

■『祇をん 歳時記』其の二

2007-03-09 23:31:44 | 祇をん

《舞妓 最後の日・先笄(さっこう)》

舞妓として最後に結う髪型が「先笄(さっこう)」です。

頭の先で髪を束ねそろえたところが、「ちょんまげ」の

ようにみえる。

P1010024

先笄姿の豆福
さん
「ちょんまげ」
解りますか。

「先笄」の髪型は江戸時代の若奥さんのスタイルだという。

先笄姿になり舞妓から芸妓さんへと次第に心が切り替わっていく。

私もここ数年「豆福」さんをずっと見てきているがこの先笄姿が

似合う気がする。

P1010019_2

01.5.16撮影
京都人
「先笄姿の豆福
さん」

「豆福」さんの芸妓姿も綺麗ではあるが、彼女は舞妓時代

の地毛で結う髪型が似合う気がします。

三十路も過ぎれば「妖艶」さがでて、鬘も似合ってくるのかな。

_5_p1010014

今年の2月の
宴会で舞う
豆福さん。
撮影:京都人

「都をどり」のお点前は芸妓さんでも鬘ではなく、

京風島田という髪型を結う。

_1_p1010082

03.4.3撮影
京都人
都をどりの
お点前の
豆福さん
京風島田
の髪型