■『祇をん 歳時記』其の四 2007-03-15 00:18:05 | 祇をん 《先笄(さっこう)其の二》 前回「豆福」さんの舞妓最後の日で髪型「先笄」を紹介いたしましたが、 このとき実はお歯黒なんです。 お歯黒は蝋でできているのですぐにはげるし、 熱いものを口にすると溶けてしまいますが、なかなか 彼女お歯黒を見せてくれませんでした。 確かに、すこしこわい気がします。 この先笄とお歯黒は江戸時代の若奥さんのスタイルとか…。 後姿ですが、襟足を鋭い歯のように塗り残すのは、三本足 という。黒紋付きを着るときの正式な化粧の塗り方です。