《粽(ちまき)・食べれません!厄除けです。》
宵山などに各山鉾で授与される粽(ちまき)は食べれません。
以前は、山鉾巡行のときに鉾の上から餅投げのように撒いていたが、今は観光客も
多いので、危ないためにそれもしなくなったが、以前拾った人が「なんやこれ食べられ
へんのか」といった光景もよく目にしたものです。
外観は端午の節句の時の美味しいちまきそのものなんですが…。
山鉾32基のうち、北観音山だけ授与しないが、あとの31基はそれぞれに特徴があり
厄除けや学業成就、恋愛成就、など山や鉾の主題、趣向に応じてさまざまな効験が
こめられている。
授与された粽(ちまき)は持ち帰って家の門口などに吊るして厄除け、魔除けとする。
本来は玄関の内側など屋内に吊るすものとされる。
ちなみに、恋愛成就、縁結びの粽は「保昌山」。安産の御守りの粽は「占出山」。
不老長寿、商売繁盛の粽は「菊水鉾」。等々である。