京都の歳時記

東福寺、伏見稲荷大社等の神社仏閣と祇園の舞妓、芸妓を中心に黒柴の小ざさが京都の美しい四季を紹介する 京都の歳時記

◇『料亭玉家無くなる。』

2011-02-01 16:06:29 | 伏見稲荷大社

《400年の歴史が消える。玉家》

伏見稲荷大社の表参道の鳥居のたもとにあった「玉家」がなくなりました。

今年の初詣に出かけた人は、気がつかれた人もあるかもしれませんが、

表参道の鳥居の右手に老舗料亭「玉家」が今はお稲荷さんの駐車場になってます。

料亭玉家は元和元年(1615年)創業といいますから、関ヶ原の戦いの後に創業。

400年の歴史に幕を閉じたということですかね。

古文書によると、明治2年に木戸孝允(桂小五郎)が鳥羽伏見の戦いの後、稲荷大社に

参拝後玉家で昼食を取ったとの記録が残されている。

Img_0001

江戸時代の書物にも玉家の「玉」が切妻屋根の下白壁に彫り込まれたものを、描いている。

この写真は在りし日の「玉家」である。

Photo

Photo_2

Photo_3

伏見稲荷大社が1300年続く中、お稲荷さんとともに歩んできた老舗料亭玉家は

400年の歴史に幕を閉じることになったんですね。

伏見稲荷大社の初午大祭は2月8日午前8時半からです。