《400年の歴史が消える。玉家》
伏見稲荷大社の表参道の鳥居のたもとにあった「玉家」がなくなりました。
今年の初詣に出かけた人は、気がつかれた人もあるかもしれませんが、
表参道の鳥居の右手に老舗料亭「玉家」が今はお稲荷さんの駐車場になってます。
料亭玉家は元和元年(1615年)創業といいますから、関ヶ原の戦いの後に創業。
400年の歴史に幕を閉じたということですかね。
古文書によると、明治2年に木戸孝允(桂小五郎)が鳥羽伏見の戦いの後、稲荷大社に
参拝後玉家で昼食を取ったとの記録が残されている。
江戸時代の書物にも玉家の「玉」が切妻屋根の下白壁に彫り込まれたものを、描いている。
この写真は在りし日の「玉家」である。
伏見稲荷大社が1300年続く中、お稲荷さんとともに歩んできた老舗料亭玉家は
400年の歴史に幕を閉じることになったんですね。
伏見稲荷大社の初午大祭は2月8日午前8時半からです。