京都の歳時記

東福寺、伏見稲荷大社等の神社仏閣と祇園の舞妓、芸妓を中心に黒柴の小ざさが京都の美しい四季を紹介する 京都の歳時記

●『旬・筍』♪初物です。

2007-03-17 22:57:02 | 食・レシピ

《我が家の竹取物語》

都をどりの今年のメインは「竹取物語」ですが、

我が家の初物です。_2_p1010004

我が家の竹林から初物の筍を掘り上げました。

小粒もお手伝いです。

近年、庭の借景である孟宗竹林を購入し、1年かけて、手入れ

してきました。今年は暖冬なので「桜の間違った開花予想」もあり

ましたが、平年よりも早いとか…。ならば、筍も早いのかなあ…。

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初物ですので少々小ぶりですが、旬の筍を

五ヶぐらい掘りあげました。

早速、筍ご飯と筍のお吸い物でいただきました。

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筍は成長がすごく早いですが、1日に何10cm

も伸びるんですが…。「筍日記」を5月には筍料理も

合わせて書きたいと思います。


■『祇をん 歳時記』其の五

2007-03-16 21:46:43 | 祇をん

《芸舞妓は舞がいのちどす。》

これは何をしているのでしょう。

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「舞妓最後の日」のまじかの日、宴会の後のクラブでなにやら

手振り身振りをする舞妓「豆福」さん。

これは、2001年の4月、都をどりの舞を踊った後の、とあるクラブ

でのことです。

都をどりの舞でもないし、…。

これは、芸妓への衿替えの日までに先笄の髪型で舞う「黒髪」の

お稽古です。

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やはり、芸舞妓は舞が命ですね。

実際の、ままならぬ恋心を情感こめて舞いあげる「黒髪」は

後ほど紹介します。


■『祇をん 歳時記』其の四

2007-03-15 00:18:05 | 祇をん

《先笄(さっこう)其の二》

前回「豆福」さんの舞妓最後の日で髪型「先笄」を紹介いたしましたが、

このとき実はお歯黒なんです。Img_0001_7

お歯黒は蝋でできているのですぐにはげるし、

熱いものを口にすると溶けてしまいますが、なかなか

彼女お歯黒を見せてくれませんでした。

確かに、すこしこわい気がします。

この先笄とお歯黒は江戸時代の若奥さんのスタイルとか…。

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後姿ですが、襟足を鋭い歯のように塗り残すのは、三本足

という。黒紋付きを着るときの正式な化粧の塗り方です。

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■『祇をん 歳時記』其の三

2007-03-11 22:54:34 | 祇をん

《芸妓「豆福」さんのお店紹介》

今日はいつも応援している祇園甲部の芸妓「豆福」さんが

開いているお店を紹介します。

祇園街にお店を出している。化粧品のお店『mame-fu (マメフ)』

です。

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「もともとアトピー体質の豆福さんが、商売上

おしろいの化粧はさけてとうれないなかで、

肌にやさしい化粧品をボディケアの仕事を

している実のお母さんと一緒に企画開発して

企業を立ち上げ祇園町に直販のお店を出して

いるのです。

私が説明するよりも興味のある方は一度

「豆福」さんのお店のホームページを見て

ください。よろしゅう おたのもうします。

http://www.gion-prana.com

なお、私のブログの左側の紹介ページの

窓にも掲載しました。


■『祇をん 歳時記』其の二

2007-03-09 23:31:44 | 祇をん

《舞妓 最後の日・先笄(さっこう)》

舞妓として最後に結う髪型が「先笄(さっこう)」です。

頭の先で髪を束ねそろえたところが、「ちょんまげ」の

ようにみえる。

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先笄姿の豆福
さん
「ちょんまげ」
解りますか。

「先笄」の髪型は江戸時代の若奥さんのスタイルだという。

先笄姿になり舞妓から芸妓さんへと次第に心が切り替わっていく。

私もここ数年「豆福」さんをずっと見てきているがこの先笄姿が

似合う気がする。

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01.5.16撮影
京都人
「先笄姿の豆福
さん」

「豆福」さんの芸妓姿も綺麗ではあるが、彼女は舞妓時代

の地毛で結う髪型が似合う気がします。

三十路も過ぎれば「妖艶」さがでて、鬘も似合ってくるのかな。

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今年の2月の
宴会で舞う
豆福さん。
撮影:京都人

「都をどり」のお点前は芸妓さんでも鬘ではなく、

京風島田という髪型を結う。

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03.4.3撮影
京都人
都をどりの
お点前の
豆福さん
京風島田
の髪型